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登場

平日は仕事と野球防衛軍との戦いがあって忙しいんで土日の試合だけ参加することになった。選手達は全員俺を見て目を丸くしてる。しっかし、誰もわからねーなあこのレベルの選手だと。


早速俺がスタメンとして出るのだろうと思ったが監督のジジィが何を気に食わないのかベンチだと言いやがった。後で覚えてろ。

審判がホイッスルならして試合が始まった。普段海外サッカーしか見ない故にレベルが低すぎて思わず寝てしまいそうになる。


前半終了の笛で目を覚ますと0-5で負けてて思わず笑ってしまった。

よりにもよってえらく弱いところに来てしまったもんである。

どうやら、後半から出てもいいらしい。まあ、このジジィからしたら捨て試合のつもりなんだろうな。


後半開始の笛がなる。俺はボールを奪うと即座にロングシュートをお見舞いした。ちょっと威力が強すぎたか、ゴールキーパーごとゴールインしてしまった。

ゴールキーパーを覗き込むと歯が何本も折れてしまってる。やれやれ、力加減が難しいぜ。そのまま、担架に運ばれているのを見てスカスカの観客席も流石にザワザワし始めている。

俺はこの後9発お見舞いして、10-5で勝利することとなった。


試合後オーナーが俺を救世主だなんだと何度も手を差し出して来た。どうやら、弱小チームで経営もままならないのを俺のおかげでなんとかなるかもしれないとのことだった。なるほど、それなら俺もここにいてこのチームをのし上げてやるのも悪くないと思った。

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