プロローグ
改善すべきことなどをコメントいただければ幸いです
『コイツは欠陥品だ。』
そう吐き捨てるように言った愛情のかけらもない冷酷な表情を浮かべた両親ーーー
『欠陥品が堂々と廊下を歩いてんじゃねぇよ!』
用事があって廊下を歩いているときにわざとぶつかり罵詈雑言を吐いてくる護衛の衛士ーーー
『ねぇ見てあそこに欠陥品が…』
そして俺を見かける度に何か嫌なものでも見たかのような視線を向けてくる多くの使用人ーーー
そう俺は生まれた時から潜在能力が低いという理由だけで両親から欠陥品として見捨てられ、他の衛士や使用人からも蔑れずっと孤独で絶望しかない生活を送っていた。
確かにこの魔族の町『マテリア』では潜在能力により地位が決められる実力主義が取られているので仕方のないことなのだが、まだ幼かった俺にとってそれは心身ともに絶望によって蝕まれていた。
そして10歳になったある日。それまで一切俺と会わないようにしてきた父親が突然俺を自身の部屋へと呼び出し恐る恐る来た俺を部屋の中央に描かれた巨大な魔法陣の上に座らせ、ついに俺を人間の住む世界『エスパイア』へと追放したのだ。
『さらばだ欠陥品よ』
俺は転移する直前に父親がみせた親とは思えない冷徹な別れ文句と薄汚い笑みに対し、これまで以上の絶望と明確な殺意を抱いたのであったーーー
なるべく短い周期で投稿しますのでよろしくお願いします