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ヘタレな俺に押し付るな!  作者: 冷やパイン
8/8

自己紹介

そんなわけあるか いや、ちょっとはあったよ

Σ大体俺の中の天使どこいった


『マスターの煩悩に負けました。』

「説明しなくていいから、なんか悲しくなってくるから」

『そっちから聞いてきたんじゃないですか。』すねた口調になるアイ。


はいはい、お前がすねても需要ないからなと適当にあしらう。

こんなことをしていたら話が進まないと思っていると。


「あ、あのー」相手の大和撫子さんも気になっているようだし…


でも、本当はこんな予定じゃなかったんだけどなぁとボヤきながらマスクをとる。


side ユキ

 マスクの下から徐々に明かされていくにつれて胸の鼓動が早くなる。

遂に明かされた顔を見て、ドクンと一際大きく胸が高鳴る。


悪く言えば、マイペース。善く言えば、優しそうな顔だち。

その顔についてる二つの瞳は優しげな色を浮かべている。

特質な点を挙げるとしたら髪の色。

日本人の黒髪と真逆の白っぽい銀色。

(ご老人と同じような髪の色ではなく……何と言ったほうがいいのでしょう。ファンタジーの世界にありきたりの髪色としか表現出来ないです。)


私の視線に気づいたのでしょうか?

「あぁ、この髪、生まれつきなんだ。変だよね。」 そういって笑う彼。


「いいえ、全く変ではないです。むしろ……」 「むしろ?」彼の頭にハテナが現れている。

(いけない。)思わず感情がストレートにでてしまった。

(もう、こうなってしまったら言うしかないです。女は度胸です。)


「その、むしろ……カッコイイです。」最後の方は段々と恥ずかしくなって、声が小さくなってしまった。


sideトウヤ

グハ(ゝ(^p^)へ)俺の精神に999のダメージが。


手をとる→グイッと胸に近づく。さらに上品なフレグランス→上目使いからの若干の恥ずかしさからくる少し視線を逸らした横顔


な、なんだこの究極の三連コンポは、しかも最後のほうに微かな声で、「かっこいい」……。確かにそう言ったぞ。


「そんな、目の前の可愛い女の子から言われたら嬉しくなっちゃうな。アハハハ。」これが俺のライフポイント残り「1」で言えた言葉だった。


暫くお互いの言ってしまった言葉で恥ずかしくて顔をまともに見られなかったが、手は繋いだままだった。

そんな二人の甘酸っぱ〜い雰囲気を壊す奴が現れた。


『え〜コホン』わざとらしい空咳をするアイだった。

『マスター、そろそろ次の行動に移らなくては』

分かってるさ、分かっているとも。でもこの両手に感じる温もりが温もりがetc.……。


「秋月さん。そろそろ次のやることに移りましょう。」

意を決して秋月さんの手を離す。そして、寝転がっている不良達に近づく…


「待って下さい。」

「!?」


また秋月さんに手を絡めとられた。さっきは、突然だったが今は二回目

“秋月さんの手、ぷにぷにしてて柔らかくて、小さいなぁ‥ε=ヾ(*~▽~)ノ”

腕を引かれているので、体を元に戻す。


「まだ、名前を聞いてません。」

“やべぇ、とちった”

「ゴメン、俺は今年文武両道高校に入学した二年生の霧島冬夜(きりしま・とうや)以後よろしく。」


『 さて、ここで文武両道高校、早乙女学園について説明しておこう。

文武両道高校、名前の通り、文武両道を目標にしている男子校である。そこの高校には、「普通科」「武道科」がある。「武道科」の進路は実に様々、警官、消防士、SP、ボディーガード、軍人ありとあらゆる肉体的仕事に就くことができるよう特殊なカリキュラムが組まれている。

防衛大学の次に軍人を輩出している日本でも屈指の高校なのだ。


 そして、次に早乙女学園その名の通り中高一貫高の女子高校である。

そこに通うためにはそれなりのお金がかかる。いわゆるお嬢様学校と呼ばれるものだ。

中学から高校まであるが、まず、エスカレーター式という制度がない。


 一度入学してしまえば半自動的に上に上がれるわけじゃなく。進級するためには、外部の受験者と同じく厳しい試験をパスしなければならない。しかも学園にカネやコネという裏技はつかえない。

超シビアな学園なのです。  以上説明終わり。』


        ―――閑話休題―――

 「こちらこそよろしくお願いいたします。」

深々と超しを曲げる秋月さん。

「それで、あの、その、次にやることといいますと・・・・・・。」

「そんなの決まってるじゃないですか。」

「い、いけないです。ハグからキスからベットなんて、もっとお互いをよく知ってから・・・。

いえでも霧島さんが望むなら、いやでも――――」

「あ、あの~」

「は、はいなんでそう。」若干呂律が回っていない秋月さん。

「え~と、そこに寝転がっている三人組の記憶を消したいって話なんですけど。ヾ(´ε`;)」

「あ、はぅう~~」

耳まで真っ赤になって―――ラブリー


 ホント秋月さんは、俺の煩悩刺激してくれるよ・・・

いやいや、話がずれた。話を元に戻そう。

俺はメガネをかけ、鞄の中を探る。


 目的の物を見つけた俺は、「眠れナイトキャンディー」某アニメの青狸さんのダミ声をマネしてみた。

「・・・・・・えっと何ですか?それ」一瞬間があったがそこは気にしないでおこう。

「いい質問ですね。」ニュースをわかりやすく説明してくれる池○さんのもの真似してみた。


―――――。今度はニコって笑顔でスルーされた。

・・・・・・負けてたまるもんか。


「えーコホン。このキャンディーはですね。

特殊な配合と材料により、刺激的な味になってまして、一口なめて眠るとあら不思議。この世のものとは思えない悪夢《ナイトメア》をたっぷり楽しんで頂けます。」

 とりあえず自分の作った商品のアピールメモ通りによんでみた。

なんでそんな物がはいっているかって? そんなの後付けに決まってるじゃん。

『マスターわかっていませんね。これを舐めるとどうなって、その結果どうなるかまでいわないと。』


 怒られた(_ _。)・・・シュン

「つまりこの飴を舐めると悪夢を見てあまりの恐ろしさに数時間前の記憶まで消せるんだ。」

セリフを一息で言って、すごい疲れた。

「すごいじゃないですか。これで完全犯罪ができますね。ウフフフ(=v=)」


あれ、秋月さんその笑み恐ろしいよ。ガクガク((((゜д゜;))))ブルブル何をたくらんでいるかまで考えたくない。


とまぁ、不良達に口に飴をぶち込み

記憶を消去?顔が青くなったり、赤くなったりして泡ふいて気絶したから多分大丈夫b


 


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