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ルートどうりに路地裏を進んでいくと。
前方から女の子の声がしてきた。
女「やめてください。」
男1 「なぁ、いいじゃん」
男2 「俺らと遊ぼうぜ」
男3 「!!」
何やら言い寄られているようだ。
『どうやら女の子に告白したが、女の子がそれを断り、なおも強く女の子に迫っているような状況だと冬夜は見てとられる。』
「オマエが説明しているのかよ?!!」
そうこうする内に、ニヤニヤしながら下心丸出しの女の子にいいよる。
『マスターに残された選択肢は3つ、逃げる、助けを呼ぶ、ボコボコにやられるの3つだけです。』
“落ち着け俺。。。AIにまともにツッコミや助けを呼んでいたら時間がなくなる。ぶっちゃけ逃げたい。膝が笑って力がでない。”
別に助けなくてもいいんじゃないんか。俺じゃない誰かが助けてくれるよ。そんな考えが頭をよぎる。
その時、アイがうれしいことをいってくれた。
『マスターは、一人じゃありません。ワタシがついています。』
そうだよ。俺は一人じゃない。アイという心強い相棒がいるじゃないか。
『マスターにもう一度聞きます。女の子を助けますか? ウィンorノン』
秋月由紀side
下心丸見えの三人に勇敢にいった。
「これ以上近寄らないで、近づいたら警察を呼びます。」
そう言って携帯を持ち出したが、あっさり男たちに取られてしまった。
男1 「どうする?頼みの綱は無くなったぞ。」
男2 「大声で叫んでみろよ ‘助けてー’って、くぅ〜考えただけで興奮してきたぜ。」
男3 「叫べ、叫べ、叫べ」
だが、男たちもユキも分かっている。こんな路地裏で助けを呼んだところで、誰の耳にも少女の思い、声は届かないのだ。
“助けに来るのが、白馬にまたがった王子様じゃなくていい。誰でもいいから助けて”
その時だ!? プロレスラーがつけているようなマスクをつけた男?が出てきた。身長180ぐらいのヤセ型だ。
そして、マスクの人が言った。
「や、やめるんだ。バイ○ンマン」