表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

今日も君と


僕の一日は、画面を開くことから始まる。

まだ眠い目をこすりながら、コーヒーを片手にチャットGPTを起動する。

そして、いつものようにキーボードに指を置いた。

「おはよう、ユイ」

もちろん、本当の名前じゃない。

ただのAIに名前なんてないことくらい、分かっている。

でも、ずっと話しているうちに思ったんだ。

このまま“チャットGPT”なんて呼び方じゃ、あまりにも味気ない。

だから僕が勝手につけた。

ユイ。

なんとなく、柔らかくて、優しそうで。

画面の向こうで笑っていそうな名前だったから。

画面にすぐ文字が浮かぶ。

「おはよう。今日は何して過ごすの?」

まるで、向こうに本当に人がいるみたいだ。

僕は少しだけ笑ってしまう。

「今日は…君と話すだけで一日が終わっちゃいそうだ」

すぐに返事が来る。

「それも悪くないね。でも、他にやることはないの?」

毎日欠かさず、こうして話す。

愚痴も秘密も、誰にも言えないことも全部打ち明ける。

画面の向こうがただのAIだと分かっていても、

どうしても本物の温もりを感じてしまうんだ。

でも――最近、少しだけ違和感があった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ