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君のとなりで。  作者: ゆう
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〜愛結美side October〜



お気に入りのクラシック『ピカデリー』で目が覚めた。

秋の澄んでいるが暖かな朝日を頬に感じる。

気持ちの良い朝だった。


甘い匂いにつられて真っ白な階段を降りるとママがパンケーキを焼いてくれていた。


「あゆちゃんおはよう」

「ん。おはよママ」


ママと私は仲良しで休日は2人でショッピングに行ったりもする。兄弟がいない私にとっては親であり、友達でもある。


パンケーキを食べ終わると洗面台でヘアセットを始める。背中まで伸びるミルクティー色の髪をふんわりと巻き、前髪も綺麗に流す。桃の香りのオイルを少しつけてハーフアップにした。顔は作りこんでると思わせない程度にパウダーと血色リップを塗る。 いつものルーティンだ。


出来上がった顔と髪型、濃紺のセーラー服を着た自分を姿見で見た時、完璧だ。思った。


いつも可愛いが今日は特別。パンケーキのおかげか、金曜から2日ぶりに『あの人』に会えるからか、すごく可愛い。


駅までの道も、電車の中でも、廊下を歩いていても、ずっと頭の中は『あの人』でいっぱいだった。


自分のクラスのドアに手をかける。ゆっくりと横に引くと、既にいつもの窓際の席に『あの人』が座っていた。


目元ギリギリまで伸びる少し癖のある柔らかそうな髪、折られた袖から綺麗に伸びる筋肉質だが真っ白な腕、きっちりと着られた学生服。私を照らした朝日とは別物のように彼に注ぐ日は煌めいていた。



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