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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

【一章完結】 荷物持ちと毒舌魔剣 ~英雄が穢れるという理由で殺されかけたが、スキル【軽量化】と誰も持ち上げられなかった『最硬の魔剣』で無双します~

作者:新嶋紀陽
「シドロ。君には今日、ここでパーティーから抜けてもらう」―――A級冒険者パーティーで荷物持ちをやっていたシドロは、【軽量化】という手に持ったモノの重さを軽くさせる能力を持っていた。しかし、それはあまりにも地味であり、周りにはあまり評価されずにいたのだが、一方で魔王を倒した伝説の勇者パーティーの一人、『白光』パーシルには目をかけられていた。だが、パーティーリーダーであるナザンはそのことが気に食わず、ダンジョン内にある『奈落の大穴』にシドロを突き落としてしまう。

 突き落とされながらも、何故か生きていたシドロは、ナザンに仕返しをするという意思を持ちながら、地上へ帰ることを誓う。そんな中、彼はとてつもなく重い一本の魔剣を見つけた。
 と同時に襲い掛かってくる巨大な魔獣。
 絶体絶命と思われたが、しかしなぜかシドロはいともたやすく魔獣を撃破してしまう。
 わけがわからず呆然としていた彼に答えを教えてくれたのは、先ほど見つけた魔剣・フール。

『貴方のスキル【軽量化】は手に触れていなくても発動できる。そして、周りのものを羽毛のように軽くさせられる。物理的攻撃において、これほど脅威なものはないでしょう』

 フールの助言によって、シドロは【軽量化】の戦闘における使い方を学んでいく。
 彼女、物理的攻撃、魔術的攻撃でも破壊されない、まさに、折れず、曲がらず、壊れずといった『最硬の魔剣』であった。
 問題があるとすれば、ただ一つ。

「人間の姿の時、体重はどれくらいか、ですか? 女性に体重を聞くとは、やはりマスターはゲスですね」
「そこまで言う!?」
「人間の姿でも戦えるか、ですか? 女性に戦わせて自分は後ろで応援するだけとは。やはりマスターはクズですね」
「誰もそんなこと言ってないよね!?」
「あの扉が上へと繋がっている? 早計ですよ、マスター。あの扉が上に繋がってるとは限りません。そんなだから、マスターは背丈が小さく、頭も悪く、年齢=彼女いない歴なのですよ」
「流石にそこまで言われるような要素皆無だったと思うんだが!?」

 想像以上の毒舌に、シドロは毎日のようにツッコミを入れていくのであった。

 一方、シドロがいなくなったパーティーは、その翌日からある異変が起き始めて……。

 これは、一人の荷物持ちと毒舌魔剣が、己の価値を世界に知らしめる物語である。
一章
八話 一方その頃①
2021/09/16 20:12
二章
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