魔剣誕生!
クラブ祭が終わった後、ベストは部室に呼び出された
マーク「ベストくん! これにサインしてくれ!」
ベスト「や、やっぱり入んなきゃダメか...?」
マーク「当たり前だろう!迷っているのかい? 」
ベスト「ま、まあな。 他のも全然みないで終わっちゃったし」
マーク「そうか、迷っているのか。じゃあ今なら魔剣作成無料!」
ベスト「え、ほんとは有料なのか?」
マーク「ああ! めちゃめちゃ高い!」
ベスト「先言えよ...。簡単にサインしてたら有料だったのか...」
マーク「まあ無料になったんだから良いだろ、サインサイン!」
ベスト「...。まあ、他にやりたい部活とかもないしな...」
そして、ベストは部活動契約書にサインをした。
そしてその翌日...
ベスト「はーぁ、授業が終わった。異世界でも魔術の勉強以外に普通に勉強はあるんだな...」
ガラガラガラっ
ベストのクラスのドアが勢いよく開く
クイラ「ベストクーン! 部活だよーー!」
少しだけクラスがざわつく
エイト「お、お前クイラさんと知り合いなのか!」
ケイン「クイラって誰だ?」
ジュリム「部活に入ったのね! ベスト」
ベスト(あのクイラって人、なんか臭うんだよなー...)
ーーー部活
マーク「ベストくん、よく来てくれた!」
ベスト「まぁ、はい」
マーク「じゃあ早速、魔剣、つくってこーか!」
ベスト(そんな軽いノリなのか)
マーク「じゃあこの、龍壺に魔力を放出して!」
ベスト「授業で習ったやりかたでいいのか?」
マーク「ああ! 空気中魔力放出法だね! それでやっちゃって!」
.....ビュッ!!
確認はできなかったが、恐らくなにかしらの力がツボに移っていくのを感じた
マーク「よし、この魔力をこうしてこうして...クイラくーん!」
クイラ「はいよっ! ベルソ!!」
クイラがそう唱えるのと同時に、剣が整形されていく
その武器の形はよく見知っている剣とは少し違った。
マーク「ほお...これは『長刀型』だね!」
ベスト「なぎ..なた?」
マーク「ああ! 魔剣にはいくつか種類があってね! 普通の剣の【刀剣型】ナイフみたいな【短刀型】そして君の【長刀型】、少し珍しい【鎖鎌型】!」
ベスト「結構あるんだな...。それは何で決まるんだ?」
マーク「うーん。詳しくは明かされてないんだけど、主の潜在能力によって変わるらしいよ」
クイラ「あまり魔力は感じられないけど...それ、神石じゃないか?」
ベスト「神石?」
マーク「まさか...、って! 嘘だろ?! これ、神石じゃないか!」
ベスト「神石って、すごいのか?」
マーク「すごいなんてもんじゃないよ! これは神の力をもった天才にしかできないんだ!」
ベスト(あ、アルマテイアの力のせいだ...)
その時クイラの頬が緩んだ
クイラ「すごいよベストくん! 神の力なんて!」
ベスト「いや、へへ...」
マーク「じゃあ魔剣の名前なんだけど、「レジェンドGODソード」でどうかな!」
ベスト「ダセェ!!!」
マーク「そうかな? じゃあベストが決めていいよ」
ベスト「...いざ自分が決めるとなると照れるな...」
マーク「はやく!」
ベスト「ロング丸。」
マーク「ダセェ!!!!!!!」
ーーーー数時間後
ベスト「...じゃ、僕帰るんで」
マーク「ああ! もうこんな時間か! クイラ、僕も帰らせてもらうよ!」
クイラ「わかった。俺はもう少しここで練習してるよ」
マーク「うーん! 感心しちゃうな! でもやりすぎると体壊すからな! あと7時半すぎたら僕が怒られるから、気をつけてねー」
クイラ「ああ、わかってるよ」
ベストとマークが帰ったのをクイラは確認した。
「ウルボロス様、反逆者を発見しました。」




