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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
5章 アルマテイア学園編
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寮員

ベスト(えっと....ここが308号室か...?)


ベストは大きく「308」と書いてある扉の前でつっ立っていた。


「ちょ、ちょっと退いてくれませんかね...」


ベストは後ろから突然話しかけられた。

声のもとを見ると、ベストよりひとまわり小さいちぢれ毛のメガネ少年がいた。


ベスト「え、えっと...すいません。ここが308号室ですか?」


「なにを言っているんですか、そこに大きく書いてあるでしょう」


彼は憎たらしい口調で淡々と言う。


ベスト「で、ですよね...僕、ここに住むことになりました」


「な、なんだって! み、みんなに紹介しなくては!」


彼は慌てて部屋に駆け込む。


「は、入って! ちなみに僕はベクター!」


ベスト「あ、よろしくベクター!」


ベクターに連れられ、308号室に入ったベストの目の前には、奇妙な光景が広がっていた。


見るからに怪力で、頭が悪そうなやつ、一見まともそうだがやっぱりイカれてそうなやつ、ハシビロコウみたいなやつ。


第一声は、頭が悪そうなやつが放った。


「お前はん、誰や?」


ベクター「み、みんな! この人は...名前なんだっけ?」


ベスト「リ...、ベストです!」


ベクター「べ、ベスト! これからこの部屋に入るそうなんだ!」


「おおそうかい! じゃあ俺らのことも紹介してくれや!」


ベクター「えっと...今喋ってた子が『ドシロー』、目が血走っているまともそうな子が『マイヴェス』、寡黙そうなハシビロコウが『ネグロス』!」


ベスト「あ、ありがとう...」


ドシロー「おう! これからよろしくな!」


マイヴェス「よろしく...」


ネグロス「....」


ベスト(あんまり仲良くなりたくないメンバーだな...)


ベクター「それで、ベスト。クラブは入った?」


ベスト「クラブは...まだだよ」


ベクター「そっか! じゃあ2日後のクラブ祭で決めるの?」


ベスト「クラブ祭? 文化祭のことか?」


ベクター「んまぁ...。クラブ祭の数ヶ月後に本番の文化祭があるね」


ベスト「なるほど...じゃあクラブ祭と文化祭は別物なのか?」


ベクター「まぁそうだね。多分クラブ祭でクラブを決めないと成績に反映されないと思うよ」


ベスト「ま、まじか...。 今知れてよかったー」




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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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