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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
5章 アルマテイア学園編
82/288

トリの中身(2)

ベル「ほんで、どゆこっちゃ?」


黒虎「お前のその独特の喋り方。なんなんだよ?」


ベル「これか? ワイの故郷の方言や」


黒虎「俺が知る限り、そこは滅びたよな?」


ベル「...なんのことや? まず、お前さんはワイの故郷を知らんだろ?」


黒虎「ウララ村。そこだろ?」


ベル「...やっぱりかい。黒虎」


黒虎「ふっ、お前は元ギーシャ大幹部『炎殺しのムート』だろ?」


ベル「へへへ、なんや、しっとたんか...」


黒虎「まさか、こんなところで、しかもこんな姿になってるとはな...」


ベル「お前はうまくやっとんか?」


黒虎「今は俺の質問に答えろ」


ベル「現役時代はびびっとった癖にようぬかすわ」


黒虎「どうしてそんな姿になった?」


ベル「まあ、こんなもん嘘ついたところでしゃあないな。俺がギーシャを脱退し、自害しようとしてた時...」


黒虎「ちょっと待て、自害ってどういうことだ?」


ベル「質問が多いな。お前の師匠兼大幹部『炎虎』を殺し、組織の偉いやつらから目ぇ付けられてな、そんでもうダメやったんや...」


黒虎「.....。 それでどうしてこうなる」


ベル「お前は『鳥獣の王』っちゅーのは聞いたことあるか?」


黒虎「伝説かなんかのやつだろ? 名前くらいは聞いたことあるが...」


ベル「そいつが、ワイを魔術で束縛してな...。そしてワイは気絶。気付いたらこの町にのびてたんや」


黒虎「...? なんでそいつが鳥獣の王と分かるんだ?」


ベル「あいつは信じられないほどの魔力を持っていた。そして魔術で語りかけてきたんだ...」


黒虎「...?」


ベル「我は鳥獣の王だとかなんとか...。あいつはやばい。ズースなんかと比べ物にならない魔力を持ってたんや」


黒虎「ズース!? ズース・クレアストロのことか?!」


ベル「ああ。ギーシャ最高責任者「ズース・クレアストロ」のことや」







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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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