トリの中身
ベストに言われ、チャンヌに向かっている黒虎、したっぱ一向
したっぱA「なんでわざわざここまで来なきゃいけないんですか?」
黒虎「どうやら、そこの町長はトリだそうでな。そいつにトリになった経歴をもっと聞いてほしいらしい」
したっぱB「完全にパシりじゃないですか...」
黒虎「いうな、ブラスト。 この仕事が出来るのは俺らだけだったんだろう」
したっぱC「でも、サンクとかはあっちじゃないですかー、なんで僕らだけ...」
黒虎「まあ黙れ。そんな話をしているうちに着いた」
したっぱB「でも、ばれないんですかね? ギーシャのメンバーって」
黒虎「〝元〟な。 まぁバレねぇだろう。ほら、あの建物だ。いくぞ」
黒虎達が建物の中に入ると、側近達がやってきた。
側近「あなたの名前と用件を言ってください」
黒虎「あー、ここの町長と話がしたいんだが」
側近「名前は?」
黒虎「フルネーム?」
側近「もちろんです。」
黒虎「すずき たろうだ。」
側近「スズキ・タロウ?」
黒虎「ああそうだ。はやく通せ」
側近「そちらの方々のフルネームも仰ってもらわないと...」
黒虎「あー、そうだな。左から、さとうもとき、たかはしゆう、たなべじゅんだ。」
側近「...まあいいでしょう。通ってください」
黒虎(無事に通れたな...)
したっぱA「黒虎様、なんであんなにすぐ名前を思い付けたのですか?」
黒虎「いや、前、本かな何かを読んでな。それを思い出したんだ」
したっぱB「黒虎様! 町長らしきトリがいます!」
ベル「...あんたが。お客さん?」
黒虎「ああ。少し前に、ブタ達が来たろ? そいつらの頼みでな」
ベル「ああ...。そういうことかい? で、用件はなんや?」
黒虎「いや、なんでトリになったのかっていう...」
ベル「このことかい? 本人達に言ったんやけどなぁ。これは、悪いことをしてしまって、いつの間にかなっていたんや..」
黒虎「...あなた、嘘をついてるだろ?」
ベル「なんやお前。嘘じゃないわ...」
黒虎「お前...何者だ?」
ベル「ただのここの町長や...」
側近達がざわつく
側近「おい、お前! ベル様に無礼だぞ!」
ベル「ちょっと二人で話をしてもええか?。 あんたもそうしたいやろ?」
黒虎「...いいだろう。 連れてけ」




