神の力
ベスト達は学園生活一日目を終え、寮に帰っている最中だった。
メイン「私は女だから、B棟ね。じゃ、ばいばい!」
ベスト「えっと...男はA棟だっけ?」
ケイン「俺はA-203だよ。確かベストはA-308じゃなかった
?」
ベスト「てことは階が違うのか? 不安だなぁ...」
ケイン「...寂しいの?」
ベスト「それはお前だろ」
雑談をしていると、A棟の前にジュリムがいた。
ケイン「あの子、ベストのこと見てない?」
ベスト「いや、違うと思うけど...」
しかし、ジュリムはベストの方にやってくる。
ジュリム「あなた、ちょっと話があるんだけど...いいかしら?」
ケイン(まさか...告白!?)
ベスト「え、まあいいけど...。何の話?」
ジュリム「じゃあ、ケイン。借りてくわね?」
ケイン「あ、ああ...」
ベスト「な、なんの話だ? 俺はちょっと、寮に早く帰んなきゃ...」
ジュリム「あなた、感じるわ...」
ベスト「ま、まじでなんの話だ?」
ジュリム「あなた、神人ね?」
ベスト「!?」
ジュリム「やっぱりね」
ベスト「な、なんでそれを...!?」
ジュリム「感じるのよ。【神通力】が」
ベスト「【神通力】...?」
ジュリム「ええ、神人だけが使える魔力...と言ったところかしら」
ベスト「そ、それをなんでお前はわかるんだ...?」
ジュリム「決まってるじゃない。私も神人だからよ」




