案内中(2) 生徒指導室にて
エイト「グッド先生の部屋とかだるみしかない」
ジュリム「いいから、早く行きましょう」
ジュリムはエイトを引っ張りながら歩いている。
そうしているうちに、そのグッドとかいう先生の部屋に着いた。
ジュリム「ここが生徒指導室。生徒指導と言ってもグッド先生あんまり怖くないから、ただの相談とかで来る人もいるんだよ」
ベスト「そ、そうなのか...。は、入っても良いのか?」
ジュリム「もちろん! さあ入って!」
部屋に入ると、髪型はゆるふわパーマで、かわいげなスリッパをはいた若い男性が出てきた。
グッド「やあ、今は自習の時間のはずなんだけど、なにかあったの?」
ジュリム「いえ、この三人編入生で、グッド先生にいろんなこと教えてもらえないかなーって思って」
グッド「そうかい。じゃあちょっと来て」
ベスト「し、失礼します」
グッド「君たちはこの学校のことどのくらい知っているんだい?」
ベスト「ぼ、僕は編入手続きの時ある程度教えてもらったんですが、この二人はほとんど...」
グッド「そうか、じゃあ基本から教えた方がいいの?」
ケイン「お、お願いします」
グッド「わかった。じゃあ話すよ。まず進級のシステムについてだ。この学校は入学してから2年間、魔法などの勉強をするんだよ。でも君たちは途中から来たからあと6ヶ月ほどしかないんだけど...」
ベスト「は、6ヶ月! てっきり一年はいると思ってた...」
メイン「たった半年しかいられないのね...」
グッド「そして、生徒一人一人に階級が与えられる。入学したばっかりの時は【アーク】、そしてそれから【ヴァーチュ】【ドミニオ】【スローン】【セラフィム】と上がっていくよ」
ケイン「なんか難しいな...」
グッド「まあそのうち覚えるよ、ちなみに人数はアークが30人、ヴァーチュが95人、スローンが65人、セラフィムは10人くらいかな?」
ジュリム「ちなみに私はスローン。エイトはアークね」
ベスト「最底辺じゃねえか」
グッド「ま、まあ落ち着いて。そしてもうひとつ、《クラブ》についてだ。」
メイン「クラブ?」
グッド「ああ。この学園には複数のクラブが存在する。クラブは放課後、数時間活動するんだ」
ベスト「いくつぐらいあるんですか?」
グッド「うーん、あ!そうだ! 今度の文化祭見てみなよ。色んなクラブが勧誘しているから!」
ベスト「ぶ、文化祭!」




