案内中
エイト「さぁ、お前らのせいで自習が潰れたわけだが」
ジュリム「エイト、そんなこと言わないの、気にしないでね」
メイン「い、いえ...案内、よろしくお願いします」
ジュリム「ところで三人は何歳なの?」
少し予想外な質問が来た。
というか予想とかしていなかった。
ベストはこの間人間になったばかりなので、年齢などよく分からないのだ。
メイン「私は15」
ケイン「俺はメインと双子だから、一緒だ」
ベスト「お、俺は17。君たちは?」
エイト「俺は14、おっと、年下だからって甘くみんなよ? 俺は魔法使いランキング174位だからな!」
ベスト「この学園何人いるんだ?」
ジュリム「あなた達いれて203人よ」
ベスト「別に良くねぇじゃねえか」
エイト「うるさい! 頭脳ランキングは194位なんだぞ!」
ケイン「ほとんど最下位じゃねえか」
エイト「やめろ! 後ろに六人もいるんだぞ!」
ケイン「ベスト、こいつやばいな」
ベスト「うん、やべぇ」
ジュリム「まあ、こんな下らないことはやめにして、最初の案内よ」
歩きながら喋っていたため、いつの間にかとある部屋の前にいた。
ジュリム「これが学園長室。無礼のないようにね! ちなみに名前はクライオル学園長」
ジュリムとエイトは後ろに下がる。
ケイン「な、なんで後ろに下がってるン...」
ケインは最後まで言葉を言い切ることなく、部屋に押し込まれた
そこには、怪物がいた。
身長 目測3メートル。
目付きはするどく、ライオンのような姿をしている。
ベストは昨日、編入手続きを出しに行くとき会っていたが、ケインとメインは初対面であった。
クライオル「君たちが、編入生だね?」
メイン「あ...っ...はっ....ふぁっ...」
ベスト「そ、そうです! この二人が昨日言った二人です!」
ケイン「目、目が赤ぇ...」
ーーーー
ジュリム「ど、どうだった?」
ケイン「女! てめぇ!!」
メイン「ケイン、やめろ!!」
ケイン「はい。」
ベスト(メイン、こええな...)
エイト(この女、こええな...)
ジュリム(この子、怖いわね...)
メイン「さあ、次はどこかしら」
ジュリム「うーん、あ、生徒指導のグッド先生の方へ行きましょう」
エイト「えー、グッド先生だるいんだよなー、」
ジュリム「さあ三人、着いてきて!」




