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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
4章 城下町 ハーグラ編
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研究成果

カツラ、レイがいる研究所「クライアントβ」にて


カツラ「おい! レイ!」


レイ「なんですか博士。こっちは色々忙しいんだけど...」


カツラ「あの文章の解読ができたぞ!」


レイ「な、なんですって?! あの文章って、ギーシャにあったあの?!」


カツラ「ああ! ちょっと見てみい!」


レイ「んね051 のくはうく へくらうほ はいかせ りよにつや いせんて ネレイエ うょじょんた くろきのスウゼ...?」


カツラ「ちゃうわ!こう読むんだ!」



ゼウスのきろく たんじょう エイレネ てんせい やつにより せかいは ほうらくへ くうはくの 150ねん


レイ「ああ、なるほど。逆から読むんですね、そうだと思った」


カツラ「ゼウスってなんなんじゃ、あと、エイレネ...」


レイ「それに、空白の150年...」


カツラ「ゼウスってのは伝説で聞いたことがある。伝説によるとこの世界を作りあげた創造神と書いてあったが...」


レイ「おそらく、ギーシャの幹部の名前かなんかでしょう」


カツラ「うーん、どうじゃろうか...。神は世界政府の象徴じゃぞ? それをギーシャが使うとはな...」


レイ「確かに...。タイガさんならなにか分かるのでしょうか...」


カツラ「もうタイガはいないんじゃ、忘れろ」


カツラはそう言うが、そう言っている本人も忘れられないのであろう。


レイ「とりあえず、ベスト達に送りますか?」


カツラ「ああ、そうじゃな。そうしようか」




ベスト「あ、おいみんな! また連絡が来たぞ!」


その時ベスト達は木こりをしていた。

想像以上の収益を得ていた。


カジナ「黒虎からか?」


ベスト「いや、クライアントβからだ」


ココミ「クライアントβ? もしかして...」


ベスト「ああ、あの文章の内容が分かったらしい」


ベストはメールの内容を教えた。


ゼロ「ゼウス...」


ココミ「空白の150年ってなんなのかしら」


ゼロ「空白の150年って、あの伝説で言い伝えられる抹消された時代のことじゃないか?」


ベスト「抹消された時代?」


ゼロ「ああ。伝説の書っていうのがあるんだ。そこには大昔の神話などが書かれているんだ」


カジナ「それがなんなんだ?」


ゼロ「伝説の書には、年代ごとになにがあったかが記されているんだけど、ある150年間だけスッポリと抜け落ちているんだ」


ベスト「変なことを聞くが、それは作り話だよな?」


ゼロ「多くの人はそう思っているが、僕は信じている。なんてったって神に守られて暮らしていたんだからね」


カジナ「その伝説の書って、どこにあるんだ?」


ゼロ「確か...アルマテイア学園に保管されているはずだ」


ココミ「アルマテイア学園?」


ゼロ「アルマテイアは伝説の中では学習の神とされているんだ。今度そこに行ってみるかい?」


ベスト「それはどこにあるんだ?」


ゼロ「ナマハズ町にあるはずだ。ここの地下施設で宣戦布告をしたら、いけるかわからないけど...」


ベスト「宣戦布告は俺たちはしない。黒虎がしてくれるらしい」


カジナ「つまり、表向きは黒虎とサンクしか狙われないってことか?」


ベスト「ああ。そうだ。あっちから提案してきたんだ」


ココミ「危険よ。二人だけ狙われるなんて」


ベスト「いや、あの二人なら平気だ」


カジナ「そうか...? まあ、あったから提案してきたならあいか...。じゃあ、俺たちはアルマテイア学園にいけるんだな?」


ゼロ「ああ、だけど、君たち動物だろ...?」


ベスト「確かに...」


ゼロ「僕はそこを既に卒業してるから入れないし、どうする...?」


ベスト「まあ、なんとかなるだろう。とりあえず、今は地下施設襲撃の計画をたてよう!」









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