こっちに寝返ったやつ
アルマテイアは協力はしてくれないらしい。
まあ、それも仕方ないか。ポセイドンは俺らに協力して消滅してしまったのだから。
ゼロ「まさか君たちに言うハメになるとはね。僕の過去」
カジナ「言ったっていうか、言われただけどな」
カジナは水を差すのが得意だ。
ココミ「誰にでもそういう過去はあるものよ。気にしないで」
ゼロ「ありがとう。ココミ」
ベスト「ところでみんな、いつにする?」
カジナ「何が?」
ベスト「当たり前だろ。ギーシャへの突入日だよ」
カジナ「あ、ああ...。それのことか。どうしようか」
ココミ「私、偵察に行っていいかしら」
ベスト「偵察?」
ココミ「ええ。ギーシャは私達がトリとクマに変化していること知らないから、いけるんじゃないかしら」
カジナ「確かにな。ココミがトリになったことさえも知っているのはここにいるメンバーと黒虎達だけだもんな」
ベスト「黒虎達、どうしてるんだろうか...」
黒虎は大幹部「ウルボロス」の前にいた。
サンクを連れてきてすぐのことだ。
ウルボロス「おいお前、そいつはなんだ?」
黒虎「裏切り者、「サンク」です」
ウルボロス「ああ...。そいつがサンクか。即刻処分しろ」
黒虎「待ってくださいウルボロス様!」
ウルボロス「なんだ黒虎」
黒虎「この、サンクは....「神人」でございます」
ウルボロス「....なんだと? お前、いま神人と言ったか...?」
黒虎「はい、なので処分ではなく、ハーグラの地下行きが一番良いかと」
ウルボロス「ハーグラの地下行き...。あそこは確かしたっぱSとヴァルキリーが管理している場所か?」
黒虎「はい。あの二人なら仮に神人が暴れだしても一人くらいなら平気かと」
ウルボロス「ああ...。だが、黒虎。神人を甘く見るなよ?」
黒虎「承知しております」
ウルボロス「いや...悪いがやはりあの二人だけじゃ不安だ。お前もハーグラの地下に配属してもらう」
黒虎「...! わ、分かりました」
ウルボロス「わりいな。そろそろ大幹部になれそうなのにな」
黒虎「いえ、そんなことありませんよ」
黒虎は謙遜しながら、にやりと笑みをこぼした。




