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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
4章 城下町 ハーグラ編
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神のいる場所は

カジナの姿はみるみるうちに獣となった。

まあ、ブタも厳密に言えば獣かもしれないが、なんかもっとこう...強そうな獣である。


カジナ「お、おお...。力がみなぎる...」


バーテン「ふっふっ、そうだろう。なんせブタからクマだからな。家畜じゃない」


ココミ「すごい...。これは結構な戦力になりそうね!」


バーテン「ああ。だが一つしかなくてすまないな、ベスト」


ベスト「いえ、僕は大丈夫です」


バーテン「あ、そうじゃ...戦闘に向いた道具をやろう」


ベスト「本当ですか!?」


バーテン「えっと...これがブタ用、これがトリ用、これがクマ用だ」


ゼロ「そんな動物用の武器なんてあるんですね」


バーテン「ああ...。だがお前のは...ないな。」


ゼロ「そ、そうすか...」


バーテンが出した武器は様々なものだった。


クマ用のものは、トゲ突き鉄球、鋼鉄の鎧の2つ

鉄球は人間ではとても扱えないほど重そうであった。

鋼鉄の鎧も同様、とても大きく、クマのような体型の生き物しか装備できないだろう。


そして、トリ用のもの。

鋭いつけ爪の一つだ。鎧などは重くて飛行時の障害となるのでないらしい。

鋭い爪は人差しで深い傷を与えれそうだった。


最後にブタ用。

意識でビームが出る武器と、少し軽そうな鎧。

ビームが意識によって出せる武器は、人間用とブタ用しか存在しないらしい。(カツラから貰ったやつより殺傷性が高い)

それと、クマのより遥かに小さく、軽そうな鎧。

着ていないよりはましだろう。


バーテン「どうだ? 気に入ったか?」


カジナ「すげぇ、かっけえな!」


バーテン「ふっふっふ、そうだろう? で、いつアジトに突撃するんじゃ?」


ベスト「んー、明後日かな?」


バーテン「なるほど、明後日か...明日は何をするんだ?」


ベスト「まだ決まってないけど...。この町に人間に戻る手がかりがありそうな場所はあるのか?」


バーテン「んー、すまんが分からんな...」


ココミ「あ! そう言えば、ここに来たのってポセイドンって言う神に言われてきたのよね?」


カジナ「しかもサンクがな。今サンクはいないが」


バーテン「!? い、今ポセイドンと言ったか?」


ココミ「う、うん...。 知っているの?」


バーテン「知っているもなにも、有名な伝説だぞ!」


ゼロ「伝説...?」


バーテン「ああ。伝説だ。ポセイドンはその伝説に出てくる神だ。どこで会ったんだ?」


ベスト「聖者の泉ってところです」


バーテン「なるほど...確かに伝説で有名な場所だな...となると、聖者の峠に行ってみたらどうだ?」


ゼロ「聖者の峠なら行ったことありますが、ただただ景色がきれいなだけだったよ?」


バーテン「ああ。だが聖者の泉でポセイドンであったのなら、聖者の峠でも神に会えるかもしれんだろ」


ゼロ「確かに...」


バーテン「明日はそこに行ってみたらどうだ?」


ベスト「ああ。確かに。そうします」


こうしてベスト達はクライアントΩを出た。



ゼロ「聖者の泉で神に会ったのって本当なの?」


カジナ「本当だ。今はいないが、仲間に色々あったらしくてな」


ゼロ「そうなんだ...。まあ行ってみようか」


ベスト「とりあえず今日はそこらへんで野宿だな!」

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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