表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
4章 城下町 ハーグラ編
59/288

トランスベアー

バーテン「そんで、この話もカツラから聞いたんだが、反世界政府組織と敵対しているそうだな」


ベスト「ええ...。ちょっと喧嘩売っちゃいました...」


バーテン「なに申し訳なさそうな顔してるんじゃ、こっちはそいつらを倒せば助かる」


ベスト「え...。ギーシャのこと、知っているんですか?」


バーテン「まあな。俺も一時期あいつらを倒そうとしたんだがな...」


カジナ「諦めたんですか?」


バーテン「ああ...。 俺は自分でいうのもあれだが、腕っぷしは良いほうだったんだがな、あいつにやられちまった」


ココミ「あいつ...?」


バーテン「ああ...。ギーシャ大幹部 ウルボロス」


ベスト「う、ウルボロス...」


バーテン「あいつは化けもんだった。アイオロスというやつも中々のやつだったな」


カジナ「アイオロスって...」


ココミ「レイが誘拐された時にいた...あの...」


バーテン「レイ、誘拐されたのか?」


ベスト「はい、まあもう助けましたけどね」


ココミ「でもなんでレイが誘拐されたんだっけ」


バーテン「あいつは天才的頭脳を持っている。下手すりゃノトリノより優秀な科学者になる男だからな。狙われるのも必然だろ」


ベスト「レイ、そんなすごい奴だったのか...」


バーテン「あ、もうこんな時間か、お前らちょっと来い」


バーテンはそう言い、階段を降りた。



地下一階

バーテン「ここが俺の実験室だ」


実験室には見たことのない器具が転がっている。

色々な液体が保管されている。


カジナ「な、なんでここに...」


バーテン「さっきの話を聞くに、きっと城の下のアジトにも行くんだろう」


ベスト「知っているんですか...」


バーテン「ああ。だからな、豚二匹、鳥一匹、へんなやつ一匹じゃ大変だろう...」


ゼロ(あ、俺人間だと思われてなかった...)


バーテン「だからな...。これ、どうだ?」


バーテンはそう言い、茶色の液体を見せてきた。


カジナ「ん?? なんだこれ、う○こ?」


ココミ「消えてくれない?」


バーテン「ま、まあ落ち着け、これはな...」





カジナ「クマになる薬!?」


バーテン「ああ、そうじゃ。お前かお前、どっちかが飲め」

バーテンはカジナとベストを指差した。


カジナ「ベスト、俺に譲ってくれないか...」


ベスト「いいよ」


カジナ「あ、ありがとう...。俺は...実は...」


ベスト「?」


カジナ「いや、いいんだ。譲ってくれてありがとう」


ベスト「俺はブタでもちょっとくらい力になれるからな!」


カジナ「へっ。じゃあ飲んでみるよ」


カジナは変な色の液体を飲み干した。


カジナ「ん゛!!??」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ