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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
4章 城下町 ハーグラ編
58/288

「Ω」の主

こ、ここか...、「クライアントΩ」...


クライアントΩはαの2倍ほどの大きさがあり、町の中央に堂々と位置している。


カツラと同じく獣医もやっているので、そこそこの人はいる


カジナ「な、なあ、これ入っちゃって良いのか? ノトリノさんの話を聞くに、結構恐ろしげな人なんじゃないか?」


ベスト「カツラさんがここの人に連絡してくれてるらしい。ちょっと外で待っていよう」


ココミ「ところで、ノトリノさんの師匠ってなんて名前なのかしら」


ベスト「えっと...バーテンさんだ。カツラさんがメールで教えてくれた」


ゼロ「バーテン...? その人結構有名だよ。世界政府の役員から名前を聞いたことある」


カジナ「あんたって、世界政府から来たんだよな...?」


ゼロ「うん。そうだよ?」


カジナ「なんか、その割には尖ってないよな」


ゼロ「あんた世界政府をなんだと思っているんだ....」


カジナ「いや...世界政府の人って怖いイメージだったから...」


カジナがそう言った途端、クライアントΩの扉が開いた


バーテン「お前らか? カツラから聞いてるやつらは」


ベスト「はい。話があってきました」


バーテン「大体カツラから聞いとるぞ、異世界に飛ばされた挙げ句豚になってしまったとな...。あれ?鳥なんかいたっけ」


ココミ「ノトリノさんに豚から鳥にしてもらいました」


バーテン「ふふっ、ノトリノ、腕をあげたようだな」


いま気づいたが、バーテンは何故かヘッドホンをしている。

見る限り結構な年だが、服装はとても若い。


バーテン「さっ、入れ入れ」


クライアントΩの中は、とても広かった。

一階は獣医をやっているようだが、どうやら医師はバーテンさん意外にもいるようだ


バーテン「二階でお茶でもしようか」


バーテンはそう言い、ベストらを二階に案内した。


カジナ「なあ、ベスト。そういえばクライアントβにも二階あったよな? 俺ら行ったことないけど」


ベスト「ああ。多分動物とか飼っているんじゃないか?」


カジナ「そうかな? ちょっと気になるような...」


ベスト「今はバーテンさんの話を聞こう」


カジナ「はい。さーせん。」


バーテン「で、君たちは人間に戻りたいんだろ?」


ベスト「はい。でも手がかりがあんまり見つからなくて...」


バーテン「いや、材料さえ揃えば人間に戻れるんだがな...」


カジナ「...!」


ベスト「ほ、ほんとですか?!」


バーテン「ああ。でも...」


ゼロ「その材料がギーシャに奪われてしまったんですね?」


バーテン「ん? 何故知っているんだ?」


ゼロ「僕、世界政府の者で...。その話聞いたことがあるんです」


バーテン「ああ。盗まれてしまった。超貴重な材料をな...」


ベスト「じゃ、じゃあ、それがあれば僕たちは人間に戻れるんですか?!」


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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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