貧弱
同時刻ーギーシャ本部
ギーシャ幹部『ジモン』
したっぱC「ジモン様...。どうか目を覚ましてください!」
ギーシャ戦闘隊長『ミルガルド』
ミルガルド「安心しろ、ジモン様ならもうじき目を覚ます」
したっぱC「ミルガルド様、ですがジモン様の胸の時計が12:00を迎えようとしています。それはどういうことなんでしょうか」
ミルガルド「さあ。誰もわからない。ジモン様でも分からないだろう」
ジモン「ミルガルド、お前...」
ミルガルド「! ジモン様! お体の方はどうでしょうか!」
ジモン「恐らく、もうダメだ。お前にギーシャ幹部の位を譲ろう」
ミルガルド「...! とても光栄です! ですが、ジモン様はまだ死んでいい方ではございません!」
ミルガルド、ジモンの近くに一人の男が現れた。
ギーシャ大幹部『アイオロス』
ミルガルド「!! ア、アイオロス様!」
アイオロス「正直、時計が12時を指したらどうなるか、気になってたんだけどねー、まさか、寿命とか言うつまんない時計だったとはね~」
ミルガルド「アイオロス様! まだ寿命と決まったわけではありません!」
アイオロス「うるさいよ。実際大怪我してから針が急に進んだろ。てゆーか、義理の息子に負けるほど貧弱なやつだったとはね。完全に僕のミスだよ」
ジモン「アイオロス様...」
アイオロス「ミルガルド、お前はジモンに幹部を命じられたっぽいね」
ミルガルド「は、はい...。」
アイオロス「お前、ジモンより強いの?」
ミルガルド「い、いえ! ジモン様のほうがよっぽど強いです!」
アイオロス「へえ...。じゃあ要らないね」
ミルガルド「え...?」
アイオロスはそう言い、ミルガルドを消滅させた。
そのまま彼はジモンの方を向いた。
アイオロス「次はお前だよ。ジモン。残念だよ、期待してたのに...」
バシュッと音をたて、ジモンは消滅した。
アイオロス「はぁーあ。幹部と幹部候補が死んじゃった。残念だなぁ」
アイオロスはそういい、姿を消した。
したっぱC(俺はどうすれば...!)




