表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
3章 トリの住む町 チャンヌ編
50/288

ギーシャの跡

トリになったココミを見て驚いているベストたち。


しかし、それを見て驚いているのはベストたちだけではなかった。



ギーシャ幹部『黒虎』

ギーシャメンバー したっぱA.B


したっぱA「お、おいB。小型ドローンの動画を見てみろよ! 豚が鳥に変わってる!」


したっぱB「ああ。ツバメに良く似てんな。どういうことだろう」


黒虎「おい、お前ら。ドローンはどうだった?」


したっぱB「なんと一匹の豚が鳥に姿を変えました!」


黒虎「どういうことだ? ふざけている場合ではないぞ」


したっぱA「ふざけてなどおりません! 黒虎様。この映像を見てください!」



~動画観賞~


黒虎「む、確かに姿を変えているな。なんなんだあいつらは...」


したっぱA「しかもあのサンク。まだあいつらについていってますよ!」


黒虎「全く。実の親ではないにしろ、恩知らずにも程がある。サンクの父、ジモンはよくサンクの話を私にしていたのに、そのサンクに倒されるとは...」


したっぱB「いまジモン様の容態はどうなのでしょう」


黒虎「ジモンはあんぐらいのことで死ぬほどやわではなかろう。わたしはジモンは意識を戻すと思う」


したっぱA「しかし、12時を指すとなにかが起こると言われている時計が、11:55を指しているそうですよ」


黒虎「12時になるからと言って死ぬわけではなかろう。安心せい」


まだサンクの父は死んではいない。

むしろ復活する確率の方が高いのだ。


したっぱA「あ、サンクがこちらを見ました! 静かに!」




ベスト「サンク、どうかしたか?」


サンク「いや、なんでもない、というかベスト。話があるんだが」


ベスト「話? 話ってなんだ?」


サンク「俺、次の城下町に行ったら、もうお前らとはお別れかもしれない」


ベスト「え、なんでだ?」


サンク「ポセイドンに気付かされたのは、俺には本当の父がいること。俺は人工的に作られたものではなかったんだ」


ベスト「そうだな。父親を探すのか?」


サンク「ああ。それもある。だが、俺らがたたかった偽の父に襲われるかもしれないんだ」


ベスト「どうしてだ? 倒してくれたじゃないか。もう心配はないだろ」


サンク「あの男は、普通の人間と比べられないくらい強い。俺が殺せるわけないんだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ