研究ートランスフォーメーション
ノトリノは、クライアントβで研究を続けていた。
ノトリノの研究材料
・ハクア ・フルパート ・チャルチニウム液 ・アイタム ・酸化アイタム
その中のフルパートという物質は、中でも毒素が強く、人間が飲み込んだら30分以内に死亡するという恐ろしいものであった。
ノトリノは、フルパートを厳重に保管していたが、その中に鳥の羽毛が入ったことは知らなかった。
ノトリノは早速実験にとりかかる。
ブタを人間に戻す実験だ。
かつてのβの持ち主は、ブタを人間に戻すことを可能としていた。
しかし、かつての持ち主は、そのやり方をノトリノに教えず去っていってしまった。
ノトリノが実験を続けていると、異変に気付いた。
無論、それは羽毛である。
羽毛の中の「ネタルシタン」という物質が、フルパートと科学反応を起こした。
実験材料の豚に食べさせてみると...
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ベスト「なあ、ノトリノさんからメールが来たぞ!」
聖者の泉で起きた衝撃的なことのせいで、帰りはほぼ無言だった。
今は町の宿をベルさんに教えてもらい、ゆっくりしているところに、ノトリノからメールが来たのだ。
ベスト「トリになるクスリができたらしい」
カジナ「トリ?」
ココミ「トリになれるの!? それはなってみたいわね。空とか飛んでみたいし」
サンク「それ、本当か?」
ベスト「ああ。内容見るか?」
サンク「うん」
ベスト たち へ
トリ に なる クスリ が 完成 したぞ
ブタ に 作った 薬品 を 摂取 させたら トリ に トランスフォーメーション した。
きっと 冒険 の 役に 立つ
明日 取りに こい
ベスト「...だそうだ。明日この町を出る予定だったが、明日もいよう」
サンク「そうだな」
ココミ「ねえ。それってみんながトリになれるの?」
カジナ「俺はトリにはなりたくねえな」
ベスト「なんでだ?」
カジナ「いや、特に理由はないが」
ベスト「あ、カジナ高所恐怖症なのか?」
カジナ「ちがう! 断じてちがう!」
ベスト「ふっ(笑)そうか」
カジナ「今笑ったなお前。おい」
確かにブタに転生したことに気付いた時は、とても不安だった。
誰も助けてくれないと思っていた。
大泣きしてたら、話しかけてくれたやつがいたな。
そいつのおかげでカジナ、ココミに会えたんだ。
感謝しないとな。




