温泉人
温泉に男三人(豚二匹)で入っていた。
ココミはベルさんの秘書と一緒に入っているらしい。初対面なのに、気まずくないのかな
サンク「これが温泉ってやつか」
ベスト「サンク、温泉入ったことないの?」
サンク「ああ。湯船にもろくにはいったことないな。いつもシャワーだし」
カジナ「シャワーだけじゃもったいないぞ。湯船は気持ちいんだからな」
サンク「ああ。そうだな。これからはシャワーだけじゃなく浴槽にも入るよ」
ベスト「...ていうか、ここ人すくないな」
カジナ「いや、ベルさんが貸し切りにしてくれたんだぞ」
ベスト「そ、そうなのか? 市長さすがだな...」
そんな話をしていると、サンクがあるものを発見した。
サンク「それって本当か? じゃああそこにいるでかいじいさんは誰だ?」
サンクはそう言い、こっそりその大男を指差した。
その男は2mほどで、体型は筋肉質。
髪型は白髪で、60歳前後に見える。
カジナ「え、ええ。あれ、きっと勝手に入ってるんじゃねえか? 注意しようぜ」
サンク「いや、べつにいてもいいけどな。でも確かに知らないままだとあれだから話しかけてはみるか」
そうしてサンクはその男に話しかけた。
サンク「あの、あなた。今この温泉、僕たちが貸しきってるんだが...」
大男「...。 あ、そうなのか? やけに人がすくないと思ったらそうなのか...ってお前は..!」
大男はサンクを見て驚いた様子だった。
知り合い多いなサンク。
サンク「ええ? 僕あなたのこと知らないですけど...」
いや、知り合いじゃないっぽい。
じゃあ誰なんだろうか
大男「と、取り乱してすまん。ちょっと話したいことがある。お前ら、聖者の泉って知ってるか?」
サンク「あ、明日行く予定」
大男「ほんとか! なら丁度良い! 明日泉にこい! 良いことを教えてあげるぞ!」
大男は嬉しそうにそう言いながら、湯船に潜っていった。
そして、気がつくといなくなっていた。
ベスト「な、なんだったんだ今のは...」




