キメラ
人体実験場と言われている場所に行くのに、20分ほどかかった。
そこはとてもおどろおどろしく、いかにもという感じだった。
俺「なんじゃこれ...」
カジナ「まさに人体実験してますって感じだな」
サンク「まあなんとかなるだろう。中に入るぞ」
俺らはサンクに続いて中に入った。
中に入ると、大きな緑色の怪物が突っ立っていた。
最初こそ驚いたものの、かすかに動くだけで、こちらに襲ってくる様子はなかった。
ココミ「この変な怪物はなにかしら...」
サンク「きっと人体実験されたキメラみたいなもんだろう。知能はあまりないようだな」
カジナ「てか、なんで俺らはここまで来たんだ? 特に来る理由はないだろ」
俺「いや、もし人体実験してるやつがいい人だったら俺らのことも何か分かるかもしれない」
カジナ「確かにそうだな...。まあ手がかりがあるんなら来る意味はあるが...」
そんな話をしていると、奥から足音が聞こえた。
サンク「シッ! 物音をたてるな! 見つかる!」
サンクに抱えられ、近くにあった大きなバケツのような物の後ろに隠れた。
少し待っていると、そこに老人が現れた。
老人「...。はぁ。また誰かさんが来たようじゃな」
老人はそう言い、俺ら方にやって来た
俺「見つかった! 戦おう!」
サンク「いや、まだだ。あいつは...」




