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解読
俺らは、役場に向かって歩いていた。
バイクのエネルギーを無駄遣いできないからな。
みんなで雑談したりしながら歩いていると、一通のメールが来た。
カツラ:ベスト君たち。この紙の文字を解読できんか? もしできるのじゃったら、教えてくれ。
そんな文章に、よく分からない文字が書かれた紙が添付されてあった。
俺「なんじゃこれ。全然読めん」
カジナ「俺もだ。ココミはどうだ?」
ココミ「さっぱりわからないわ」
カツラはなぜ俺らに聞いたのだろう。分かるはずもないのに。
サンク「おい、ちょっと見せろ」
サンクはそう言い、俺の携帯を奪い取った。
サンク「これは...一応読めるが...」
カジナ「読めるのか? なんて書いてあるんだ?」
サンク「いや、文字がごちゃごちゃしていて、文になってないんだ。でもそのまま読むと...」
クリム ストラブ ドルフト スガトルジャス ファグナ
らしい。
サンク「さっぱりわからん。とりあえずこれをカツラさんの所に送ってくれ」
俺「お、おお。わかった」
俺はサンクが言った言葉をそのままメールに入力し、カツラに送った。




