二つ目の町
バイクを走らせ何時間か経った。
俺、カジナ、ココミ、サンクの四人(匹)は、二つ目の町についた。
その町はブタをペットとしては飼っていなく、この町のペットの主流はトリらしい。
町に入って、ちょっとしたところに、「クライアントα」らしき施設があった。
カジナ「なあ、ベスト。ここがクライアントαだよな?」
俺「ああ。そうっぽいな」
サンク「ここの管理者は誰だ?」
俺「いや、知らん。なんも言われてないからな」
ココミ「でも、カツラさんの紹介と言えばなんとかなるって言ってたわよ」
俺「そうだな。行こう」
施設に入ると、1人の小柄な男が出てきた。
「おお、良くきたな。俺はノトリノ。よろしくな」
その男はボロボロで何日も洗ってなさそうな服を着ていて、年齢は30代ほどに見えるが、痩せ細っている。
サンク「ノトリノさん、おれら、カツラ博士の紹介で...」
ノトリノ「おう、分かってる。ジジイのやつから全部話は聞いてるぞ。そのブタ達のこともな」
カジナ「もしかして、俺達の言葉、わかったりする?」
ノトリノ「ああ、分かるぞ」
ココミ「私たちを人に戻してくれたりする?」
ノトリノ「いや、それはちょっと難しいな。俺の化学力じゃ...。Ωのやつに頼めばいけると思うが...」
カジナ「Ω?」
ノトリノ「ああ、いや...。まあ、俺も頑張ってみるよ。ジジイから薬品のサンプルも貰ったしな」
サンク「ところでノトリノさん、何歳なんだ?」
ノトリノ「いや、もう結構おっさんだぜ?28歳だ」
(割と若い...!!)




