始まりの鐘
ジョリア「正直、俺一人じゃあいつに勝てないかもしれない。援護を頼むぞ」
カジナは頷く。
ジンヤバル「俺に負けた二人が…何しにやってきたんだよまったく」
ジョリア「前から俺の邪魔ばっかりしやがって、特に因縁はねえが、目障りなんだよ」
ジンヤバル「ひどいな…そんな風に育てたつもりはないんだけどなあ」
ジョリア「てめーから学べることなんか何もなかったわ!」
ジンヤバルはなにかの気配を感じ取ったようだった。
ジンヤバル「…すこし場所を移すか。ついてこいよ」
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ミルネード「あいつらがどいてくれたみたいだ…。お前は場所の要望はねえのか?」
ベスト「お前が有利なところだとしても…俺は勝てるぜ」
ミルネード「言ってくれるじゃねえか…"水鋼・瓦割"!!」
ミルネードはどこからか水を出現させ、巧みに操り腕から投擲する。
ベスト「お前もグワーツなのか? でも同じ能力を持つことってあり得るのか…?」
ミルネード「詳しい理由はわかっていねえが、まったく同じ能力を持つことはないらしい。だが、火力や持続力が違う能力なんかは存在してるらしいけどな」
ベスト「じゃあお前はグワーツなんだな?」
ミルネード「不正解だ…! 確かに俺は亜人だが、能力はもってねえ」
ベスト「嘘つけ。何もないところから水が発生するか!!」
ミルネード「シャハハ…!! それがあり得るんだよ…。空気中の水分を圧縮し、水滴を発生させる…。無論簡単なことじゃねえ。このサメの体あっての技術だ」
ベスト「レイの熱波動と似たようなもんか…! まあそんなことできても俺には通用しねえよ」
ベストは魔剣を出現させる
ミルネード「随分余裕そうじゃねえか…この力のこわさ…。思い知らせてやる」
ベスト「かかってこいや、くそサメ」
━ほかの敵を探しに行ったメンバーは、三手に分かれた
・ケイン、メイン、ココミ
・レイ
・サンク
この平原の周辺に、あまたの強敵が潜んでいることも知らずに。




