決戦の地
ベストたち一行は、ついに決戦の地へと足を踏み入れた
メンバーは
ベスト
カジナ
ココミ
サンク
ケイン
メイン
レイ
ジョリア
の八人である。
ベスト「時間は特に指定されてないけど…来るんだよな」
その時、後ろから一人、男が現れた。
ジンヤバルだった。
ジンヤバル「幹部を二人も失っちまって…こっぴどく叱られちまった」
ジンヤバルはジョリアに気づいたようだ
ジンヤバル「おお、久しぶりだな、元気してたか?」
ジョリア「ああ…、なんでギーシャなんかに入ってるんだ?」
ジンヤバル「いいだろ、別に。お前は何しに来た」
ジョリア「お前を倒しに」
ジンヤバル「…。お前の父ちゃんには恩があるんだけどな…」
不穏な空気が流れる。
ベスト「お前以外にはきてないのか?」
ジンヤバル「ああ…そうだな…。 もとから全員いてもつまんないだろう…。隠れてみた」
カジナ「おい! こっちは全員ここにいるんだぞ! 卑怯じゃねえか!」
ジンヤバル「卑怯? こっちは犯罪組織だぞ。正直、こんなくだらない決闘したくないんだけどな…」
また、後ろから声がする
「ジンヤバル、決闘を馬鹿にするんじゃない…」
出てきた男は、サメのような体をしており、ギザギザの歯を持っていた
サンク「また新しいのが出てきやがった」
サメ男「俺は”シャーク・ミルネード”。文化祭で負けやがったやつの兄だ」
ココミ「すごいギザギザしてるわ…」
ジョリア「おれはジンヤバルを相手する。 サメを倒すのと、ほかの敵を探すやつで別れてくれ」
ベスト「おれはサメとやりあう! みんなは探してきてくれ!」
カジナ「待ってくれ! ジョリアさん、おともさせてくれ、俺もこいつに因縁がある…!」
ジンヤバル「お前ら、二人で俺を相手にしようとしてるのか?」
カジナ「お前は逃げただろ!」
ジンヤバル「あれはヘイムダルがいたからだよ!! あんなやつの相手してられるか!」
ジョリア「その短気なとこ…昔から嫌いだったぜ」
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ミルネード「シャハハハ…。いい剣だな」
ベスト「思い出した…。お前の弟、魔剣部と闘ったやつだろ…!」
ミルネード「魔剣部? 知らねえが…弟を知っているのか」
ベスト「俺の仲間が戦った。もちろん勝ったけどな」
ミルネード「なるほどな…。その部活に裏切者もいたと」
ベスト「……!」




