因縁の相手(3)
サンク(あいつ…逃げやがった!)
しかし、スサノヲは思いのほか近くにいた
スサノヲ「能力に頼って逃げるのはもうなしだ。倒してやる」
サンク「お前に勝ち目はねえ」
スサノヲ「そしたらお前を母親殺しとして広めるよ」
サンク「成長したと思ったが…そう簡単に人間は変われねえな」
スサノヲ「お前はなんでそんなに希望に満ち溢れているんだ?」
サンク「さあ…。」
スサノヲは黙って攻撃を仕掛けてくる
サンクはそれをよけ、魔術を使わずに応戦する
互いに傷つけあったが、サンクが優勢なのは明らかだった
ついにスサノヲは地べたにひれ伏した
サンク「もう終わりだな。さっきは油断した」
サンクは魔術でスサノヲを地面に押しつける
スサノヲ「希望にあふれてるようだがな…そろそろ世界が終わる」
サンク「…。 お前の虚言癖にはうんざりだ…」
スサノヲ「はは…。見逃してくれねえか…!!」
サンク「だせえ、何言ってっかわかんねえしよ」
スサノヲ「全部気づいてた! お前は俺の母親を殺してねえし、俺は母親に愛されてなかった!!」
サンク「........」
スサノヲ「許してくれ! 俺はもうお前を人殺しとは言わねえ!!」
サンク「…なにいってんだ?」
スサノヲ「…頼む」
サンク「お前の母親を殺したのは俺だ」
スサノヲ「........!! 嘘つけ! 俺が言うのもあれだが、動機がねえだろう!!」
サンク「理由なんてどうでもいいだろう、というかどっちにしろ今は敵だ、見逃す理由がねえ」
スサノヲ「待ってくれよ…!! ウッ!!」
サンクはスサノヲの刀で、スサノヲを刺した
サンク「こんなこと…やらせねえでくれよ」
サンクは涙を拭いた
スサノヲは死んだ。サンクが彼を守っていたことも知らずに
──8年前
スサノヲ「おいサンク、おめぇまだE級で止まってんのか?」
サンク「興味ねーんだよ、卒業試験さえ頑張ればこの生活も終えられるし」
スサノヲ「だっせぇな、だろ? キング」
キング「お前Cだろ、あんま変わんねぇよ」
スサノヲ「......! 2ランクってのは天と地の差があんだよ!」
キング「おれAだけどな」
スサノヲ「はァ!? いつの間にお前そんなランクにいったんだよ!」
キング「サンクも実力出てないだけで、本気出せばSでも行けると思うぞ」
サンク「キング、あんまそういうことはダセーからいうなよ」
スサノヲ「サンクがS!? 嘘つけ!」
サンク「うそでけっこー」
サンクにとってスサノヲは、たまに話す嫌な奴だった
スサノヲにとってサンクは、ライバルであり嫌な奴だった




