襲来者(3)
カジナ(こいつ…強い…)
ジンヤバル「もう終わりかい? あっけなかったな…」
カジナ「まだおわってねえよ! ”鈍砲”!!」
カジナの重い一撃がジンヤバルに直撃する。
ジンヤバル「グフッ!」
カジナ「はは…、当たった」
ジンヤバル「やってくれるじゃないの…、ちょっとむかついたぜ…」
カジナ「図体がでかいからスピードが出ないって、初めて気づいた…」
ジンヤバル「なにいってんだおめえ」
カジナの図体が縮んでいく
カジナ「獣人フォルム…改良バージョン…!! ”虎熊”!!」
ジンヤバル「形変わっただけだろうが」
カジナ「”瞬波”!!」
カジナは目にもとまらぬ速さでジンヤバルの懐に潜り込む。
ジンヤバル「グフッ!!」
カジナ「あたる…!」
ジンヤバル「調子に乗ってんじゃねえよ! ”プラズマ・エレクトロ”!!」
ジンヤバルからカジナに電撃が走る
カジナ「ウガアアア!!!」
ジンヤバル「ハア…、熱くなっちまった…。とどめさして速く帰ろ…」
カジ(体が…動かねえ…)
ジンヤバル「”エレクトロニカ・ブーム”…」
ジンヤバルはなにかの構えをしている
メイン「........!」
メインがなにかに気づく。そして瞬間、ジンヤバルの後ろの窓ガラスが割れた。
ジンヤバル「.....グアッ!!」
入ってきた少年はジンヤバルにかかと落としをする。
ジンヤバル「いっつ…、今度は誰だよ!」
ケイン「ちょっと遅れたが…、俺らはつながってるんでね」
メイン「ケイン……!!」
カジナ「いいタイミングだな…でも…かなわないかもしれない…」
ケイン「らしくないっすよカジナさん…、”ボルーク”ブレスフレイム」
ケインの体が炎に包まれる。
ジンヤバル「ちっ…、次から次へとよお…」
ケイン「かかってこねえのか?」
ジンヤバル「おれは獲物はそこまで深追いはしねえ、これ以上来られたら困るしな」
ジンヤバルは突然ふっと消えた。
ケイン「あっ、逃げやがった! 透明化の能力か…?」
カジナ「いや…、たぶん違う。ただ気配をゼロにしているだけだ…」
メイン「能力は電撃だけのようね…」
カジナ「とりあえず助かった…みんなに報告しにいこう」




