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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
8章 殺意との結託
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殺意の訓練(2)

ジゼル「話は聞いた...異世界からの転生者」


ベスト「はい...今はもうこの世界に馴染めましたがね...」


ジゼル「魔剣士らしいな....おれも魔剣を扱っていた時がある」


ベスト「そうですか...では魔剣を教えてくれるのですか?」


ジゼル「そうだな...やはりお前には"殺意"が明確にある。センスはあるみたいだ....。魔剣を見せてみろ」


ベスト「魔剣"天狗丸"!」


ベストの手元に魔剣が現れる。"天狗"の力が篭った刀だ。


ジゼル「神刀だな....。やはり本当に神人か。なんとも不思議だが、とりあえず1戦交えさせてくれ」


ベスト「!? も、もうですか?」


ジゼル「ああ...。もし俺に勝ったら、隊長に稽古をつけてもらえ」


ベスト(!! 負けられない...!)


「分かりました! 本気で行きますよ!」


ジゼル「当たり前だ....」


ベストは瞬時にジゼルに飛びかかる。


ベストの刀はしっかりとジゼルの首に当たった。


ベスト(!? こ、殺してしまったか!?)


しかしベストの刀はジゼルの首で止まっていた。


ジゼル「ほう...やはり筋がいい...」


ベスト「!? ど、どうなってるんだ!?」


ジゼル「このレベルの人間に刃物は通じると思うな...、お前にはこの皮膚に攻撃を与えられるようにしてもらうぞ」


ベスト「そ、そんなのどうやって...!?」


ジゼル「簡単だ..."殺空"を扱え....。そうすれば俺の皮膚も貫通できる...」



───防衛担当:ディアデモンとカジナ


カジナ「早速手合わせ願う! お前が俺より弱かったら話にならねぇからな!」


ディアデモン「無論だ...。力の差を分からせる必要があるデ...」


カジナ「"トランス"!! ベアーフォルム!」


カジナが半獣の状態から完全にクマへとトランスする


カジナ「これでお前と同じ大きさだ...! 勝てるぜ...!」


カジナは容赦ない一撃をディアデモンに浴びせる。


しかし、砕けたのはディアデモンの腹筋ではなく、カジナの拳であった


カジナ「グアアアアアッ!!」


ディアデモンはさらに1発カジナにお見舞する


カジナは数メートル吹っ飛び、たちまち意識を失った。


ディアデモン「その巨体で"殺壁"を習得していないのは...勿体ない....。」


────普通系担当フラダルとケイン・メイン

フラダル「2人で4つの能力とは珍しいな...」


ケイン「でも威力が足りないんだ...。亜人の特殊能力は強化できないのか?」


フラダル「...できるにゃできるが....。とりあえずお前らは"連携"を取れるようにしたらどうだ?」


メイン「連携? 連携ならできてるつもりだけど...。」


フラダル「おいケミーク、見せてやろう」


フラダルは普通系担当補佐のケミークを呼んだ。


心なしか、ケミークはフラダルが呼ぶ前からこちらに向かっていた気がした。


フラダル「俺とお前らで1戦交えてみないか? ケミークは観戦だ」


ケイン「は、はあ...。まあいいけど....」


ケミークは少し離れた場所に行く


メイン「....もうやっていいってことなの? あなた強いんでしょ? 容赦はしないわよ!」


ケイン「ああ、この人は強い! 本気で行くぞ!」


ケミークは目に布を巻き始めた。


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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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