殺意軍 隊長
ゲルフィ「お出ましのようだな..."鳥獣の王"が」
ベスト「鳥獣の王...."ヘイムダル"...」
少し遠くに人影が見える。
恐らくそれがゲルフィの言うヘイムダルだろう
サンク「遠いな...歩くのも遅い」
サンクが愚痴(?)を零した瞬間、風が巻き起こった
そして気づくとそこには白髪の生えたおじいさんが立っていた
ヘイムダル「誰が遅いとね?」
サンク「.....ッ!?」
ベスト(速い! 軌道が全く見えなかった...!)
ゲルフィ「久しぶりです。ヘイムダルさん」
ヘイムダル「気軽に呼びつけおって...今度はなんじゃ?」
ゲルフィ「こいつらと話をしてほしい....それで欲を言えば稽古をつけて欲しい」
ヘイムダル「話はできるが...稽古は無理じゃな」
ゲルフィ「そうですか、では話だけでも─」
ヘイムダル「ただし、条件を突破出来れば稽古を付けてやってもいい」
ゲルフィ「....条件?」
ヘイムダル「そこの君らは、俺のことをどれくらいしってる?」
ベスト「え、えっと..."鳥獣の王"....ってことです...」
ヘイムダル「俺のメインの活動は"殺意軍隊長"じゃ」
サンク「殺意軍? 殺意軍ってガコクにいたアイツの所属してた...」
ヘイムダル「この後部下に稽古をつけさせる。そしてその部下を倒すことが出来たら、俺が直々に稽古をつけてやろう」
ゲルフィ「ありがたい。やらせていただく」
ヘイムダル「うむ。それで話ってのは?」
───ベスト達は転生したこと、ギーシャとの最終決戦のことなどを伝えた
ヘイムダル「ふむ。それでわしが君らを転生させられるかもと?」
ベスト「ベルさん...いや、ベルトムートを鳥にトランスさせたのはあなたなんですよね?」
ヘイムダル「ベルトムート...あまり覚えてないけど、多分そうじゃな」
ベスト「僕達を豚にしたのは...誰なんですか?」
ヘイムダル「.....分からん、こればっかりはな。ただ俺ではない」
ベスト「....そうですか」




