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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
7章 ゴーストタウン S.Z
247/288

追い込み

ベスト「ゲルフィさん...下がっててください...決着は俺がつける!」


ゼクロ「ンフフフフ....お前とは気が合いそうだな...」


ゼクロは手のひらを額にやり、薄ら笑みを浮かべる


ゼクロ「だから残念だ....今から、この手で...お前をぶっ殺すことになるからなァ!!」


ベスト「極天狗 "阿庄"」


ベストの周りにどす黒いオーラが浮かぶ


それはゼクロの毒ガスより薄いようで濃かった。


そばに居たゼクロ、少し離れていたゲルフィまでもが呼吸しにくく感じた


ベスト「この黒いオーラ...よく分からないが...全体的に"圧"をかけるらしい...どうだ? 動きにくいか?」


ゼクロ「ライトガス!」


ゼクロはガスを自分の体に浴びせる


ゲルフィ「まずい...強化系のガスだ!」


ゼクロは3mほどジャンプし、壁にはりつく


ゼクロ「ええ?どうだ、奥の手が数秒で対抗されちまう気分はよォ!」


ベスト「俺はそう言う....すぐに油断しちゃうヤツが好きだ....始末するのが簡単だから!!」


ベストは魔剣に阿庄を纏わせる


ベスト「神通力と阿庄を混ぜたら...どうなると思う?」


ゼクロ「馬鹿め! 強化系の能力を同時に使ったらよォ...持ち主に多大な負担がかかるんだぜ!」


ベスト「確かにそうかもしれないが...でもそれは魔術+波動とか...神通力+魔術の時だろ...?」


ゼクロは唾を飲む。一瞬時が止まった気がした


ベスト「俺の「阿庄」は元は神通力...つまり、「神通力」+「神通力」になる....」


ゼクロ「だ、だからってどうなるんだよ!」


ベスト「お前....足し算できるか? 1+1とかさァ」


ゼクロはガスの噴出準備をしているようだった


ベスト「答えは"2"...単純だ! 足されてるんだよ!!」


ゼクロ「ギルティ・ガス!!」


ゼクロは弾丸のようなガス弾を発射し、ベストに食らわせる


しかしベストはそれを軽々と防ぎ、ニヤリとした


ベスト「阿庄天狗..."豪猛嵐"!!」

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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