その男、猛虎につき(2)
ゼクロはタバコに火をつける
パイヤーはガスにやられ倒れていた。
サンク(はやくパイヤーをこの部屋から出さねえと....。これは...このガスは...致死性が高ぇ...)
サンク「この神通力の鎧を纏ったからには....お前を徹底的にとっちめる」
ゼクロ「フフフフフ....その貧弱そうな膜でか?」
サンク「なめてるだろ...? 神の力をよォ...」
ゼクロは白色のガスをドアの方に噴射する
サンク「何が狙いだ...?」
ゼクロ「パイヤーは死に、いまは1対1だろ...?」
サンク「パイヤーは死んでねえがな...」
ガスが付着したドアが少し溶ける
ゼクロ「つまりよぉ...これは保険だ。1対複数になったら流石の俺でも手に負えねえからな....」
サンク「もともとそんなことしねえよ」
ゼクロ「だよなぁ...? サンク。まあ...."超人化"できたらお前ら如き秒殺だがな...」
サンク「超人化...?」
ゼクロ「フフフフフ....あれ...? いま俺言っちゃってたか? 昔から"奥の手"があると秘密もベラベラ喋っちゃうタチでよォ...」
サンク「......」
ゼクロ「話してやろう...超人化ってのは....そのままだ! グワーツ持ちの亜人が極限状態...もしくはなんらかの条件をクリアすると能力が超強くなれるってわけだ...!」
サンク「へぇ...おもしれぇじゃねえか」
ゼクロ「まあ二つの意味でお前には関係ないがな...」
サンク「どういうことだ...」
ゼクロ「ひとつはお前は亜人じゃない.....そしてもう1つは...」
サンクは黙って戦闘態勢に入る
ゼクロ「お前がこれから死ぬからだ」
サンク「"グランド・キッド"!!!!」
サンクが3mほどの大きさの大男を召喚する
体の色は紫で、白のコートを来ている
足や手などの末端が少し透けている
ゼクロ「所詮魔術はグワーツには勝てん!!」
ゼクロは両手からガスを噴射する
色は"緑"。レアノゾンで見た色だ
能力はシンプルな毒...




