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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
7章 ゴーストタウン S.Z
243/288

裏切りへの決着

ゼロ「よく来たね....ベスト...」


よく見ると向こうにケインとジョリアが倒れている


ベスト「こうやって...。こうやって不意打ちをして倒すのがお前の戦術だったか....?」


ゼロ「ぼくは変わったんだよ...。もう前までの僕とは違う、新たなる"ゼロ"!!」


ベスト(やべぇ....さっきの槍のダメージが...)


ゼロ「初めからの出発! ゼロからのね! ゼロとはそういう意味だったんだ....!」


ベスト「どいつに吹き込まれたんだ?」


ゼロ「ゼクロ....」


そう言ったゼロの顔は、一瞬だが絶望に歪んでいた。


ベストは確信した。これは本当のゼロではないと


ベスト「なあ...俺はできればお前と戦いたくないんだが....」


ゼロ「じゃあ残念、無惨に死んでもらおう」


ゼロは槍を飛ばしてくる


そしてさらに後ろには"霊獣"がいた


ベスト「なんだっ!!」


ベストははさみうちされ、右手に大ダメージを受ける


ベスト「グッ!」


ベスト(利き手が....! 左手でやるしか...!)


ベストは左手で魔剣を持つと、脳みそで誰かに囁かれた気がした


ベスト「このきもちは....まさか!」


ベスト「神天狗...いや、レフトバージョン"獄天狗"!!」


ベストの魔剣は大きく、炎に包まれた


ゼロ「なんだ...これ....」


ベスト「使う手を変えると魔術も変わるみたいだな...初めて知ったぜ...」


ベスト「獄天狗..."無限地獄"!!」


ベストは回転する斬撃をゼロに食らわせる


ゼロは切り刻まれる。それが何分も続いた


ベストは後ろに向いて、座り込んだ。そして、無間地獄をやめた


ゼロは後ろに倒れた。恐らくあと少しで絶命するだろう


ベスト「メイン、こいつをココミのところへ届けてくれ」


メイン「どうして....? ゼロは裏切ったのよ?」


ベスト「いや...こいつは洗脳されている....。また裏切るかもしれないが、昔の仲間を見殺しにはできないよ....」


ベストはどこか遠くを見つめていた


メイン「....わかった」


その時、ゲルフィ、サンク、カジナ、ココミ、パイヤーも合流した


ベスト「あ、ココミ....! って、パイヤー!?」


カジナ「へへ! パイヤーの裏切りは全部嘘だっだんだぜー!」


パイヤー「ゼロさんを殴ったのは、申し訳ないと思ってます....」


パイヤーは倒れているゼロの方を見る


パイヤー「手遅れでしたか....」


ベスト「なあココミ、ケインとジョリアを治癒して欲しい」


ココミ「うん....わかった」


ゲルフィ「カジナ、君はある程度は回復したが、まだ完全ではない、戦闘には参加するなよ」


カジナ「え...でも、俺だって頑張りたいんだ!」


ゲルフィ「いいか...これは"決戦"だ...。中途半端なやつは死ぬ....」


ゲルフィの言う言葉に強い説得力があった。


カジナ「...わかったよ」


ゲルフィ「メインとココミを護衛しててくれ」


そしてベスト、ゲルフィ、サンク、パイヤーの4人は進んで行った

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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