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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
7章 ゴーストタウン S.Z
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フォーエバー・ナイト(4)

ココミ「回復まで少し時間がかかる...出来れば食い止めて!」


ゲルフィ「いや、もう倒す! そう心に決めたんで...」


レイビック「なぁゲルフィ...お前はいつも知ったふうな口を聞くよなぁ? それはなんでなんだ? 私はずっと気になっていた」


ゲルフィ「...お前の言いたいことがよく分からない、だかそれはおそらく...俺が"知っている"からだ」


レイビックはため息をつく


レイビック「やれやれ...あんたはいつも話が通じないやつだったね...。というかお前は負ける運命にあるってのは知らないのかい

?」


ゲルフィ「...なんの事だ」


レイビック「お前、ピエロに裏切られたんだぜ? ピエロは強い方に味方する...意味わかってんのかしら?」


ゲルフィ「パイヤー...。ピエロの習性は残酷だ...だがいつからはパイヤーがお前らの味方だと思い込んでいた?」


ゲルフィが指を鳴らす


そして暗がりからパイヤーが現れた。


パイヤー「ピエロの習性を逆手に取った作戦...どうでしたかね?」


レイビック「てめぇ...!」


パイヤー「僕...つまりピエロは、誇れることじゃないが、"強い方につく"...。裏切り者や、信用出来ないと揶揄されることも多いが..."勝利の神"とも言われる」


ゲルフィ「だが私はフェアな戦いを望む、そっちは仲間は今はいないだろ? だが私にはいる。これはアンフェアだ」


レイビック「情けを...かけるのか...?」


ゲルフィ「メークス、君が一対一の決闘をするんだ」


メークス「ぼ、僕が?」


ゲルフィ「ああ、君が、だ。無論、倒した後は、殺しても、殺さなくてもいい...」


メークスが口を食いしばり、下を向く


そしてやがて、覚悟が決まったのか、上を見上げた


ゲルフィ「どうだ? できるか?」


メークス「はい...やります!」


ゲルフィは後ろへ下がる。


レイビック「なぁ...それで私がこいつを殺しそうになったら、お前が出てくるんだろ?」


ゲルフィ「ああ...だが、私はメークスが殺された後に出よう。決闘の邪魔はしない」


ココミ「そんなこと言わなくていいじゃない! お母さんと戦わせるって!あんたが戦えば...!」


メークス「いや...いいんだ、ココミ。君は随分と見た目が変わったみたいだな...」


ココミ「ああ、うん。レイのおかげで人間になれた」


メークス「僕は、レイって名前じゃないんだ...。モートン・レイビック・メークス....。これからはメークスって呼んでくれ...」



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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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