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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
2章 ブタの町 レオパル編
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亡霊

「なあ、あとどれくらいだ?」

ふとしたようにカジナがサンクに問う。

ちなみにまだ10分ほどしか経っていない


「まだまだだ。このバイクじゃ一時間以上はかかるぞ」


俺「そういや、ルシャがこっちに矢を打ってきた時、じいさんなんか言ってたよな」


ココミ「確か、呪文みたいなやつね」


カツラ「ああ、それか。それは亜人と意志を伝えあうための呪文じゃな」


そんな話をしていると、遠く離れたところになにかが見えた。


カジナ「なあ、なんかあそこに見えないか?」


カジナはそう言いながら東の方向を指差す。

確かに、そこには青白いなにかがいて、こちらを見ているようだった。


その青白いものはちょっとずつこちらに近づいてくる。

ふわふわ浮きながら、どんどんと。

近くで見ると、それは透けていた。

青白く、透けてる。それはまるで幽霊のようだった。


俺「お、おい。あれ、幽霊みたいだよな」

俺は咄嗟にそう言う。


初めはみんな信じていなかったが、皆にもそう見えはじめらしい。


レイ「なんだあれ! 敵か!?」


サンク「いや、あんなやつギーシャにいないぞ!」


いつの間にか、その青白いものは近距離にきていた。

その青白いものは、イノシシのように見える。


「タス...ケテ...」


そのあと、青白い者はなにかを呟きながら消えていった。


俺「なんだったんだ今の...」


ココミ「きっとあのイノシシよ! 多分もう彼は...」


カジナ「亡くなったのか...?」


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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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