エンドレスナイト
カジナ「あーあー、一体どうなってんだよ...」
サンク「夜も明けないし、手がかりもねぇ...」
ベスト「完全に詰まったな...」
ベストたち一行は、完全に行き詰まっていた。
メークス「ココミ達はまだ無事なのかな...。その、ケインとメインって子とか...脱出とか自分たちで出来る子たちなのかい?」
ベスト「...並の牢屋なら脱出できるだろうが、そのゲルフィって強いやつが捕まってるんだろ? 分からないな...」
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ゲルフィ「...みんなの鼓動が聞こえる...。部外者も何名かいるようだが...ここを出なくては...!」
ジョリア「その必要はないぜ、ゲルフィ」
ジョリアはゲルフィが閉じ込められている部屋の外側にいた
ゲルフィ「ジョリア! 鼓動でお前が来ているのは分かっていたが、無理しなくてもよかったのに!」
ジョリア「なにいってんだ、ヨユーだヨユー!」
ゲルフィ「...2回ほど鼓動が消えていたぞ。しかも2回目は完全に...」
ジョリア「2回目はシガに助けてもらった...敵の"心臓"を使ってな」
ゲルフィ「完全に息絶える前でよかったな...とりあえず外してくれ」
ジョリア「おう」
ジョリアは傷だらけのゲルフィの体に巻きついている鉄の縄をほどいた
ゲルフィ「はァ...で、ゼクロは今、どこにいるんだ?」
ジョリア「ジース達が誘導して、ゴーストタウンの外にいる...だから安心だ...」
ゲルフィ「VTYU.Zの幹部達は...?」
ジョリア「Vは死体が見つかり、Tは俺たちが殺した。Uはゼクロに付いて言ったから今はいない。いま、ここにいるのはYだけだ」
ゲルフィ「Y...2番手の男...。平気なのか?」
ジョリア「既にあんたを救出したからな!」
ゲルフィ「ありがとう...。ちなみに、部外者がいるのは知っているか?」
ジョリア「ああ、そいつらに俺はやられかけた」
ゲルフィの顔が真剣になる
ゲルフィ「...敵なのか?」
ジョリア「いいや、おれが早とちりして返り討ちにあっただけだ...。なかなかに強い奴らだったぜ」
ゲルフィ「なるほど...そして恐らく、そいつらの他にも部外者がいる」
ジョリア「ただ一般人じゃなくて?」
ゲルフィ「ああ、戦闘力がなかなかに高いぞ。おそらくそのお前を倒した奴らの仲間だろう。位置がほとんど変わっていないから、きっと捕まっているんだ」
ジョリア「まさか、助けるとか言い出すんじゃないだろうな?」
ゲルフィ「俺の心はずっとわかっているだろう、ジョリア...」
ジョリアは深くため息をついた




