表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
7章 ゴーストタウン S.Z
225/288

本望(3)

ジース「で、一体誰にやられたの?」


ジョリア「4人組だ...1対4だぞ!? だけど俺はこうして生き残った!」


ジース「()()()()()心臓まで飛ばされたんでしょ? あんたのその体質がなければ、完璧に死んでたじゃない」


ジョリア「...この俺の再生能力を持ってしても、危なかった...」


ジョリアが一瞬マジな顔になる


シガ「で、そいつらは別に襲ってきたわけじゃないんだろ? 新しく敵を作っただけじゃないか、それ」


ジョリア「黙れ! ...こんなんだったら、お前らも連れてくればよかったぜ...」


ジース「作戦...失敗したのね?」


ジョリア「...傷の再生でそれどころじゃなかったんだよ...」


ジース「ほんっと、心臓の位置が人と違ってよかったわねぇ...」


ジョリア「ああ...全くだ...なぁ、シガ、アレは持ってきたよな?」


シガ「ああ、もちろんです...。だが、危険だ...危険すぎますよ?」


ジョリア「いいんだ...あの男..."鳥獣の王"が作った薬品...それさえあればどんな困難をも乗り越えられる...」


シガ「まさかそれで生き返られるって思ってんじゃないでしょうね」


ジョリア「...? 違うのか?」


シガ「確かにそれは生き返れますが....なにより条件があるし、生き返ってもそれはもう、違う人として生まれ変わるんですよ?」


ジョリア「...よく分からねぇが別にいいや、シガ、"ルーム"」


シガ「...はい」


シガが手からなにかを召喚する


そしてそれはたちまち部屋のようになり、快適な空間となった


ジョリア「おお! 気が利くなぁシガ! 俺の好きな「斎藤邦雄のΨ難」じゃねえか! ありがとよ!」


シガ「いえいえ...」


そして彼らはそこで眠りについた。

しかし、何となく、"違和感"をジョリアは感じ取っていた


ー遠くで、なにかエンジンのような音が聞こえる


ジョリア「...おい、お前ら、起きろ...!」


ジョリアは敵を警戒して小声でいうが、熟睡している2人には届かない


"何か"が遠くで音を鳴らしているのが分かった


そしてその"何か"は一瞬でジョリア達のもとにやってきた...ような気がした


ジョリア「...!? 一瞬で消えて...こっちに向かってきた...? ど、どこにいった!? おい、お前ら、早く起きやがれ...!」


シガ「ど、どうしたんですか? ジョリアさん!」


シガはかろうじて目を開けたが、ジースは全く起きない


ジョリア「...敵だ。敵が現れた!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ