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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
2章 ブタの町 レオパル編
22/288

きっかけ

残された敵の名前はサンク。

彼は少し細めだが、筋肉質そうだった。

そして、あの組織の名前は、「ギーシャ」


「おぬし、アジトの場所を教えろ」

カツラが問う。

「ここを出て北東に10kmほど行ったら見える。そこまでいけば分かるだろ」

サンクは、思ったより素直に話した。

「おい、やけに素直だな。まさか俺らを騙そうとでもしてるのか?」

「ちげぇよ。俺は父に無理矢理あそこに入れられただけだ。親父はギーシャの幹部だからな。別に世界政府に反乱するわけじゃねえよ」

俺、カジナ、ココミは世界政府ってなんぞ?と思ったが、それを聞ける雰囲気ではなかった。



「その証拠はあるのか」

レイはいつになく真剣な表情でサンクを見つめる


「ねえよ。殺されても仕方ねえな」

「殺しなんかしねえ。ただ、まだ証拠がないんじゃ信用はできねえよ」


結局サンクは、村の牢獄に入ることになった。

とりあえず、俺達は寝床に行った


21:30 寝床にて


俺「なあ、サンクのこと、どう思う?」


カジナ「信じちゃいねえよ。あんな敵の仲間なんて」


ココミ「でも、本当に無理矢理入れられてたんなら、可哀想よね」


レイ「でも、もし本当に彼の父が幹部なら、助けに来たりしないかな」


カツラ「その時はその時じゃ。その時には、亜人達にも協力してもらいたいのう」


カツラがそう言うと、後ろで声がした


「呼んだ?」

振り返ると、ルシャがいた


カツラ「ルシャか、もしまたあいつらが攻めてきたら、協力してくれるか?」


ルシャ「当たり前だよ!」


レイ「ありがとう!」


俺「ところで世界政府ってなんなんだ?」


カジナ「それ俺も思ってた」


カツラ「そういえば教えてなかったのう。世界政府っちゅーのは、文字通り世界を統べる政府...という訳ではなくてな。この大陸アトラス大陸を統べてる政府のことじゃ。この世界にはいくつか大陸が存在するが、その大陸ごとに世界政府がいるんじゃ」


レイ「あれ、でも確か前の常識くらいは覚えてるんじゃなかったっけ」


俺「いや、それがな、実は...」


カジナ「俺らが前いた世界と、この世界は違うらしい」


レイ「! そんなことあるのか...」


俺「あれ、そこまで驚かないな」


カツラ「まあわしらは豚と話せてる時点で普通じゃないからのう」


俺(確かに...)


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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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