「V」の名
ベストは立ち上がり、さらに大きな斬撃を食らわせる
すると、そこの茂みからふらっと男が顔を出す
???「てめぇら...瀕死まで戦わなかっただと?」
ベスト「いや...こっちは瀕死だぜ...。てめぇは誰だ?」
???「ヒフフ...。そう聞かれるのを待っていたッ! 俺は「V」の名を冠すもの! "ヴィニチア・サンパルドー"!!」
カジナ「Vの...名?」
ベスト「てめぇはなんなんだ...? 敵か? まあ敵だろうが...」
ヴィニチア「俺は自分の能力は明かさない主義でな! まあ敵だと言うことは教えといてやる! ヒフフ!」
カジナ「鈍・波!」
カジナは打撃を直撃させる
ヴィニチア「グッフェー!!」
ヴィニチアは情けない声を出して吹っ飛ぶ
カジナ「ベスト! こいつどんな能力かはわからねぇけど、純粋な戦闘力は低いぞ!」
ベスト「気をつけろ!カジナ! あいつを見失うな!」
カジナ「今ので大丈夫だって!」
ベスト「あいつの能力はおそらく..."仲間割れさせる"だ」
カジナ「じゃあさっきのって...!」
ベスト「ああ、あいつの能力だ」
ヴィニチアはいつの間にか近くまで来ていた
ヴィニチア「あっれぇ、もう気付かれちまったか...まあいい。」
カジナ「ベスト! なんかおれ...むかっ腹が立ってきた!」
ベスト「抑えろ! 抑えられなければその怒りの矛先をヴィニチアに向けるんだ!」
ヴィニチア「言っておくが、さっきお前らが言い合っていた内容は本当のことだぞ」
ベスト「...どういうことだ?」
ヴィニチア「心の底ではそう思ってるんだよ! お前はそのカジナとかいうやつを役立たずってな!」
ベスト「違う!」
カジナ「...! そうなのか? ベスト!」
ベスト「惑わされるな! カジナ!」
カジナはベストに攻撃しようとしている
ベスト「カジナ! 抑えろ...グァッ!」
カジナはついにベストに攻撃をする
ベスト「ハァ...カジナ...!」
カジナ「もうダメだ...お前を殺したくて仕方がないんだ!」
ヴィニチア「はっはっはっ! いい気味だ! ...ここで最大出力でお前を怒らせたらどうなるかな?」
ベスト「俺は絶対...カジナを殺したりなんかしない!」
ヴィニチア「...チッ、今怒らせると矛先が俺にむくな...」
ベスト「とっくに向いているぞ! 真打!」
ベストが最強の技を食らわせる
ヴィニチア「ぐ、グァァァァッ!」




