表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
2章 ブタの町 レオパル編
21/288

襲来

現在時刻 18:20


それは、突然やってきた。


「人間が攻めてきたぞー!!」

やることがなく、ボーッとしていた俺たちはその声でハッとする。

ここからでも見える。攻めてくる人間達は、したっぱ達の同じ服を着ている。

「おい!お前さんら! あやつらはしたっぱ達の仲間じゃ!」


「ああ...! あいつらを倒すと、なにか情報が得れるかもしれない!」

おれもレイに同意する。

だが、倒すと行ってもどうやってだ。

カツラはおじいさんだし、レイはまだ高校生、しかも俺たちは豚だ。

いや...。ここに仲間はいっぱいいるじゃないか!

亜人の仲間が!


ルシャのいる方を見たら、もうルシャの姿は見えなかった。


ケフタジリさんを先頭とし、亜人達は人間とは戦っていた。


「わしらも協力するんじゃ! 2,3人に麻酔銃をうち、捕らえるんじゃ!」

カツラはそう言い、レイに麻酔銃をわたし、俺達には意志で操作できる装着型の麻酔銃を付けた。


しかし、やはり亜人達は人間よりはるかに強い。


ルシャは飛びながら矢をうち、ケフタジリさんは手から大量の炎を出している。


相手は焦げ、どんどんと死んできている。


とその時だった。

俺らの後ろに声がした。


「久しぶり」


聞き覚えのある声だが、したっぱ達の声ではない。

「覚えているかな? 僕はアイオロス」

姿を見ると、思い出した。

レンゲ峠の小屋で一瞬だけ現れた男だ。


襲われる...そう思ったときだった。

それに気づいたケンジョが、こちらに走ってきた。


それに気づいたアイオロスは突然何かを言った。


「つむじ風」


アイオロスはそれだけ言い、どこかに消えていった。


そして少しすると、離れたところで爆風が現れた。

その爆風は、敵を含めその場にいる全員に襲った。


亜人と俺らは、なんとか助かったが、生身の人間どもはほぼ全員どこかに飛ばされていった。


「はあ...なんとかなった...?」

「ああ...。これもケフタジリさんのおかげだ!」


亜人がケフタジリを褒め称えている中、俺らは高揚していた。

「手がかりが手にはいったぞ」

カジナが麻酔にかかって風にも飛ばされなかった一人を短い手で指し示す。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ