ベストVSカジナ
ベスト「旋風斬ッ!!」
ベストの斬撃がカジナに飛ぶ
カジナ「ハァ...ハァ..."音・鈍"!!」
カジナが喉奥から唸り声のような音を出す
ベスト「うぁ...なんだこれは!」
ベストはその不快な音に、思わず耳を塞いだ
カジナ「やっぱりそうするよなぁっ」
カジナはベストの背後に回り、手を水平にしチョップする
ベスト「グハッ!」
カジナ「俺は別にお前を殺したいわけじゃない...わかってくれたか?」
カジナは倒れたベストに上からそう言った
ベストは抵抗しなかった
しないつもりだったのだが、
ベスト「..."真打"!!」
ベストは気持ちとは別に、無意識に攻撃していた
カジナ「う、ウウガッ!」
カジナは後方に吹っ飛ぶ。
その巨体はぼろぼろだった。
ベスト「ハァ...ハァ...カジナ...」
カジナ「おれ..どうかしてたぜ...」
ベスト「俺もだ...悪かった」
ベストとカジナはそこで倒れ込んだ
しかしなおも2人は無意識にお互いを攻撃しようとしていた
ベスト「お、おい...これ...敵の攻撃だ...」
カジナ「...敵?」
ベスト達は倒れたまま会話する
ベスト「近くにいるかもしれない...仲間割れさせる能力を持っている奴がいる...」
カジナ「ち、違うだろ...」
ベスト「...! 近くにいる...!」
ベストは物陰で何者かが動いたのを見逃さなかった
ベストはそこ目掛けて小さな斬撃を飛ばす
するとそこから、何者かの声が聞こえた
???「フギッ!」
ベスト「やっぱりだ...カジナ」
カジナ「でも俺たちに戦える力が残っているか?」
ベスト「ああ...当たり前だ...!」
ベストは立ち上がる。
それをみたカジナも、震える足で立ち上がった




