ベストとカジナ
ベストは先程、カジナに言ったことについて考えていた
ベスト(なんでさっき、カジナにあんなこと言っちゃったんだ...。なんかおかしいぞ...)
カジナはまだ少しだけ獣の姿になっている
ベスト「な、なあカジナ...」
カジナ「あぁ?なんだ?」
カジナは少し気まずそうな顔をしている
ベスト「さっき...俺は熱くなりすぎてたよ...悪かった」
カジナ「確かに俺は全然活躍してなかったからな....」
カジナがどんどん獣化していく
ベスト「お、おいカジナ...? どうした...?」
カジナはほとんど熊形態であった。
カジナがベストを殴る
ベスト「ガッフ...!」
カジナ「情けねぇ...声...出しやがって!」
明らかに様子がおかしい
しかし、ベストもまた、カジナを攻撃したい衝動に駆られていた
ベスト「なんだこれ...」
ベストはいつの間にか魔剣を召喚していた
ベスト「カジナ...攻撃するなよ! これは敵の攻撃だ」
カジナ「黙れ! 俺はもうムカついてるんだ! "地圧弾"!!!」
カジナの腕からの衝撃が地面を伝い、ベストに向かってくる
ベスト「"神天狗"!! "神扇"!!」
ベストは魔剣に神通力を纏わせ、風を起こす
カジナ「クッ...アルマテイアからの借り物の力のくせに...!」
ベスト「"烏丸"!!」
ベストのロング丸がきらびやかに光る
カジナ「どうせ硬化とかそこらへんだろう...! 鈍波!!」
カジナの一撃
直撃はしなかったものの、風だけで十分なダメージだった。
ベストの頬は擦りむけ、血が出てきた
ベスト(手を抜いたら...殺される!)
ベストは直感でそう感じた




