聞き込み
ベストとカジナはそこに住む僅かな住人から、ココミやゼロの手がかりの聞き込みをすることにした
カジナ「本当にこんなところに人なんているのか?」
ベスト「ゼロがここには"死生人"っていう人達が住んでるって言ってたから...多分いると思うんだけど...」
ベストはなんだか、カジナといると落ち着いた
カジナ「死生人って...名前からして怖いじゃないか...」
ベスト「あそこ...ちょっとだけ明かりがついてないか?」
カジナ「本当だ、でもほんのちょっとだけだな、お化け屋敷みたいだ」
ベスト「それにしても、ここ、着いたのが夜中で、もう2時間くらい経っているのに、一向に明るくなんないな...」
カジナ「まあ、だいたい3時とか4時だろ? こんなもんじゃないか?」
ベスト「そ、そうか...とりあえずあの家に入れてもらいたいが...インターホンはあるか?」
カジナはこそこそと動き玄関の前まで行った
カジナ「あるっ...ぽい...。なんかちょっとボロいけど、ほかは普通の家と変わらないみたいだ...」
ベストがインターホンを押す
カジナ「おっ、おい! 敵だったらどうするんだよ!」
カジナが小声か、大声か分からない声で言う
ベスト「敵だったら倒す、普通の人だったら聞く」
カジナ「おいおい! いつからそんな脳筋野郎になっちまったんだよ!」
ベスト「お前はいつからそんなビビりになっちまったんだ?」
ベストは心で少し思っていたことを言ってしまった
カジナ「ハァ? 俺は別にビビってるわけじゃねぇぞ! しかもやんだよその言い草!」
ベスト「というか言わせてもらうけどなぁ、お前、なんも役に立ってないぞ?」
カジナ「....! テメェ!! そもそも誰の計画で豚小屋から出れたと思ってるんだよ!」
ベスト「オイオイ! そんな昔のことか!? それ以来お前は活躍してねぇよ!」
ベストは思ってもないことを口からどんどん出した
カジナ「テッメェ!! ...今はココミ達を助けるんだろうが! 今俺たちがくだらないことで仲間割れしてどうすんだよ!」
ベスト「だからなぁ! 俺一人だっていけるっつってんだよ!」
2人とも口喧嘩がヒートアップしてきた。
一体どうなってしまうのか...




