「Y」の名
メークス「VTYU.Z!?」
サンク「なんだよそれ! 敵か? ギーシャか?」
メークス「ギラエナ...いや、友達から聞いたんだ..."ゼクロ"が昔束ねてた犯罪組織の名前だ!」
サンク「...なんだと!? アイツはギーシャじゃないやつも手下にいるのか?」
メークス「しかもそれの幹部...イエロスだから《Y》の名を冠する者だ!」
イエロスは嬉しそうににやける
サンク「そんなのどうでもいい! お前、どうやってここまで着いてきやがった! 極限まで周囲に気を張っていたのに!」
イエロス「君たちは分かっている...ボキの強さを...」
イエロスは体をくねくね動かす。
とても奇妙だ
サンク「ハァ??」
イエロス「君は敵を"視覚"でしか知ろうとしていないッ! だからボキを見つけられなかったのだッ」
サンク「何言ってんだ...狂ってんのか?」
メークス「いや...狂ってるのは確かだが、言ってることには意味がありそうだ」
イエロス「ボスから譲り受けたこのガスッ! 今!使うべきッ」
イエロスはポケットからカプセルを取り出し、そこで開けた。
サンク「まずい! あの色は! 吸うなよ!レイ!」
メークス「あ...ああ! わかった!」
サンクとメークスは服の袖で口と鼻を塞ぐ
サンク「...ッ!」
少し目を逸らした瞬間に、イエロスはいなくなっていた
メークス「あ、あいつッ、どこいった!?」
サンク「チクショウ! もともとこのガスで殺す気はなかったってことか!」
メークス「...そもそもなんであいつはわざわざ僕達の方に顔を出したのか?」
サンク「そりゃああいうやつの考えは1つだッ! "余裕で勝てると思っている"からだ! つくづくムカつく野郎だな!」
メークス「お、おいサンク! 熱くなりすぎるなよ!敵の思うままだから」
サンクはいつの間にか興奮していた




