イエロス・プレオー
メークス「どこかに...手がかりがあるはずだから、とりあえず目処が経つまではここらへんを探そう」
カジナ「そうだな! じゃあ俺とベストはこっちを探してるぞ!」
メークス「サンク....君は僕とあっちを探そう」
サンク「ああ...だが、お前、なんでそんなに強いんだ? 人間だろ?」
メークス「...人間は亜人よりも強いのさ」
サンク「...ハァ?」
サンクは呆気にとられた表情をしていた。
亜人は人間よりも身体能力が高く、1部だが特殊能力を持っているやつもいる。
亜人が人間より弱いはずがない。
サンクはそう思ったが、それだと今目の前にいる男の強さを説明できなかった
メークス「それと、君は特殊能力を持っていないのかい?」
サンク「あー、俺は亜人じゃなくて神人っていうやつらしいからな。ないんじゃないか?」
メークス「本当に?」
サンク「いや、わかんねえけど」
メークス「そうか...ならいいんだ」
サンク「ていうか、ギーシャ支部に行った時によォ、なんか薬かなんか持って帰ってきただろ? それって一体なんだったんだ?」
メークス「ああ、それは僕とカツラさんで研究して...今、カジナと...ココミもきっと人間の姿になっているだろ?」
サンク「ああ、いつの間にかな。もしかしてそれを飲ませたのか?」
メークス「いや、その薬のまんまだと生物の体には副作用があったからね。実験を繰り返してそれを取り除いたんだ」
サンク「へえ...」
サンクは後ろを急に振り向く
メークス「? どうかしたの?」
サンク「何か...いるな...」
メークス「なんで分かるの? 神の力?」
サンク「いや...これはただの生物の本能だろう...お前は分からないのか?」
メークス「いや、今は分かるけど...」
サンク「?」
メークス「目の前にいるから」
サンク「!?」
サンクはメークスの前にいた特徴的なファッションセンスの男に襲いかかる
サンク「なんだコイツ! いつからいやがった!」
その男はお腹の辺りが円状にぽっかり開いた紺色のタンクトップに、ふわふわのピンクのコートを重ねていた。
メークス「随分と独特なセンスだね...!」
メークスも戦闘体勢を取るが、彼の体は震えていた
その男は膝の辺りがぽっかり開いた茶色のパンツを履いていた
サンク「気持ちわりぃ服きやがって..."ワンキョク"!!」
???「ハッフフハッ!!」
男がワンキョクをさらりと避け、笑い出す
サンク「気持ちわりぃ...てめぇ、なにもんだ?」
???「俺はイエロス・プレオー!!! VTYU.Zの幹部だ!!」
男は自分を指さして言った




