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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
7章 ゴーストタウン S.Z
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メークス

サンク「....わかった、だが、お前がここで死んでもなんの責任もとらないからな」


レイ「大丈夫さ、死なないから」


サンク「それで、お前はなんでここに来た時、そっちにはパイヤーはいないって言ったんだ?」


レイ「奴はピエロっていうんだ」


サンク「ピエロ?」


レイ「別名"裏切り者の種族"。敵の方が強いと自分で判断してしまうと、無意識に寝返っちゃうんだ」


サンク「なんだそれ...」


ベスト「そ、それは分かったが、パイヤーはあっちの、北の道に行ったのを俺らは見てたんだぞ? なんで違うと言えるんだ?」


レイ「ピエロは騙すことを得意としているんだ。だから無意識に敵を欺く。みすみすと自分の行き先やアジトを敵に教えたりしないわけさ」


サンク「なるほどな...話は変わるが、お前、"レイ"って名前じゃないんだろ? なんて呼べばいいんだ?」


レイ「..."メークス"って呼んで」


ベスト「わかった」


カジナ「メークスか! いままでずっとレイはレイって感じだったから、少し不思議な気がするな」



メークス「改めて、これからよろしく」


メークスは少し頭を下げる


サンク「そんなことはどうだっていい、どうやってココミ達と合流し、ゼロ達を助け、パイヤーを引き戻し、ゼクロを倒すかだ」


カジナ「え...パイヤーってピエロなんだろ? 助けられるのか?」


カジナはメークスのほうを見る


メークス「...今、クライアントβで抗ピエロ本能薬を開発している」


サンク「...!」


ベスト「それは、ピエロが裏切らなくなるってことか?」


メークス「ああ、でもどのくらいかかるかは分からない。それまでは、裏切られることを覚悟して仲間に引き込むか、監禁するかしかないよ」


サンク「監禁なんてしたくねぇな。ピエロの本能がなくなっても裏切られるんじゃないか」


ベストは確かに、と思った


ベスト「まあ、とりあえず話を戻すと、ココミ達を助ける、ゼロ達を助ける、ゼクロ達敵を倒す。がやるべきことだ。順番はどうする?」


メークス「いや、実はもう1個やることがあって..."ゲルフィ"ってやつを救出したいんだ」


ベスト「ゲルフィ?」


突然の初めて聞く名前で、3人ともぽかんとしていた


メークス「ああ、ゼクロを対立していた男で、とても強いらしい。でも結局はやられちゃって、今は監禁されているらしいんだ」


サンク「へえ...でもなんでそれを俺らがやんなきゃなんだ?」


メークス「君たちはギーシャを倒す運命を背負っているんでしょ? だったらいずれ大きな戦力が必要になる」


カジナ「その、ゲルフィってやつはどのくらい強いんだ?」


メークス「詳しくは分からないけど、ゼクロとその部下達と1人でやりあったらしい」


サンク「ゼクロに部下がいるのか」


メークス「今はいないかもしれないし、増えているかもしれない。でもやることが多すぎるんだ、今は」


サンク「ちまちま進めてったらいつココミ達が殺されるなわかんねえな」


メークス「ああ、だから。えっと、今捕まっているのは誰だっけ?」


ベスト「ココミ、メイン、ケインが捕まって、その前にゼロが洗脳かなんかされて今は捕まってる。ゼロには妹がいるんだけどその妹も多分捕まっている。計5人捕まってる」


メークス「ココミとその、メイン、ケインは同時に捕まったのか? うーん....」


カジナ「手分けしてココミ達とゼロ達を助けるのはどうだ?」


メークス「それだ!」

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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