亜人ー(紹介)
俺らは、1日亜人の住んでいるところに泊めてもらい、次の日にはもう森を出ることにした。
「なあ、ルシャ、今日お主の家に泊めてくれんかのう」
カツラは優しくルシャに聞く
「いいよ! カツラさん!」
ルシャは快く承諾してくれた。
現在時刻は16時。
まだ日没までに時間がある。
なにをして暇を潰そうか...
レイと話し合った結果、村の人々に挨拶しに行くことになった。
「なあ、レイはここに来たことはあるのか?」
カジナが問う
「ああ、何回かあるよ。でも、最後に来たのは五年前だったかな。色々忘れちゃったよ」
会話しながら、ルシャに出会ったところから少し歩くと、集落のような場所が見えた。
「ほら、ベスト達、ここが亜人の村、<コルタナ村>だよ」
「コルタナ村って言うのか。早速挨拶に行こうぜ」
俺は亜人と出会えることにワクワクしていた。
とりあえず、村にいる亜人に挨拶することにした。
一人目『カタワリ』さん
彼は、非常に体が大きかった。
3mほどあるだろうか。
口ひげをはやし、40代前後の容姿で、木こりをしていた。
二人目『ケンジョ』くん
10才のケンジョ。
人間の子供より非常に運動神経がよく、50m 5秒代だそう。
三人目『サリア』さん
女性にこんなこと言うのはあれだが、少し太っていた。
いや、ふくよかと言っておこう。
人間の成人男性より遥かに腕力があるらしい。
四人目『マーリー』さん
彼女はとても美しかった。
ルシャと同じで、背中に翼が生えているが、ルシャと形状が少し異なっており、ルシャより天使のような羽だった。
五人目『ノーヴェ』さん
このおじいさんは村の長老らしい。
それでいて、村長ポジションだ。
背中に亀の甲羅が着いているが、これはあくまでキャラ付けらしい。人間と違うところは寿命で、今は256歳らしい。
六人目『ケフタジリ』さん
ケフタジリさんは、亜人の中でも珍しく、手から炎を出す能力を持っていた。しかも戦闘能力がずば抜けているらしい
だが、彼はとても寡黙で、この情報は口が軽いノーヴェさんから聞いたことだ。
7人目『ナイジェル』さん
ナイジェルさんは、ケフタジリさんの弟なのだが、ケフタジリさんとは全く違い、とても愉快だ。
だが、戦闘能力は兄譲りだ。
...と、こんな感じである。
もちろん他にも亜人はいるが、情報が得れたのはこれくらいだ。
時計を見ればもう18時。
23時に寝るとすると、あと五時間もある。
はあ、暇だ。




