信頼できる男(2)
俺は悪の限りを尽くした!
悪役とはなにかを研究したのさ...
そしてとりあえずは、"正義"を目指している親友を殺すことにしたのさ...
しかし、現実上手くは行かぬようで、この特殊能力があってもそいつには勝てなかった。
だからおれは犯罪組織を作った。
犯罪組織「VTYU.Z」
名前は散々迷った挙句、チームの幹部の名前の頭文字を取ったシンプルなものにした。
Zは「ZEKURO」のZ。
俺だけピリオドの後なのは"ボス"だからだ。
ほして腕っ節のあるやつを集め、そいつに奇襲した。
しかしやつにも仲間がいた。
正義ってのはどうやら仲間を呼ぶらしい。
あー、今更だか、その親友ってのは"ゲルフィ"のことさ...
ゲルフィは当時自分をピエロだと自覚していなかった「P.P.P.Y」とか、色んなヤツらと手を組んでいた。
いや、手を組んでたと言うより、みんなそこに好きでいるみたいな感じだったが...
それを見て俺は反吐が出そうになった...
だがそんな俺を見て俺は感動した....
俺は"悪"になったんだってな...!
そっから俺らは因縁の仲だ...
まあ結局俺が勝って、ゲルフィを拘束しているんだな
ーーーー
レイビック「その、さっきのピエロって本当にコイツを信用してたんでしょ? なんで裏切ったの?」
ゼクロ「ピエロの習性は変えれない、強い方に着いたのさ」
レイビック「へえ、それで、なんでこいつは殺さないのさ」
ゼクロ「俺はまだな、"悪"になり切ってない。俺が完全な悪になった時にコイツを殺すよ。せめてもの礼儀さ」
レイビック「意味わかんない」




